あなたの「ワンダフルライフ」描けていますか?

西山広高

西山広高

テーマ:FP

まず、最初のコラムとして「ワンダフルライフ」をイメージすることの意味をお伝えしたいと思います。

人はそれぞれに家族がいて、友人がいて、住む家があり、仕事がある生活をされていると思います。
生活していると様々な出来事が起き、今を生きるだけで精一杯、という方もいるでしょう。

毎日を一生懸命に生きていると、時には思いもよらぬことが起きることもあります。
ところが、冷静に考えてみると「少し考えればこういうことは予測できた」ということも少なくありません。

「将来マイホームを買おう」と思っている人はそのために蓄えを作り、いざそのタイミングが来た時にはそのためたお金を頭金にして家を買う。そのための準備を進めている人もいるでしょう。

こどもができたらいずれは学校に通うようになる。どんな学校に行くことになるかはまだわからないけれど、入学金や授業料などの費用が掛かるようになります。そのために準備している人もいるでしょう。

こうした準備を進めている人は少なくはないと思いますが、中にはほとんど準備ができていない人もいます。

これらのことは比較的予測しやすいことなのですが、もう少し先の話。たとえば、60歳なり65歳で会社をリタイヤしたらどんな生活をしたいか。

親が亡くなったら我が家の資産はどうなる?

と、言ったようなことはあまり具体的に考えたことがない、という人がたくさんいます。

ご存知のように、今の日本は「少子高齢化」が進んでいます。

現在は高齢者1人を、現役の就労者約2名で支えているような状況(騎馬戦型)です。しかしこの先、高齢者1人を、現役就労者1人で支えるようになります(肩車型)。自分が定年後、これまでの先輩方が受けられたような社会保障サービスが受けられる保証はありません。

年金の受給年齢が延び、支給額がが減ることもあるでしょう。

しかも、日本人の平均年齢は男女ともに80歳を超えています。80歳時点で68%の方がご存命という世の中です。
ライフプランを立てる上で「長生きがリスクになる」といわれています。

そんな時代だからこそ「ワンダフルライフ」をイメージし、そのイメージを実現するために今からできることを始めていただきたいと思うのです。

例えば、何歳で今の会社をリタイヤするのか。その後はどのようにして生活するのか。というイメージと、その時点でどのくらいの蓄えがあればその生活ができるのか、という資金計画を考えます。

老後の予測される支出(普段の衣食住にかかる費用のほかに、趣味や子供たち、孫たちへの資金援助なども考慮します)と、収入(年金や定年後も別の仕事をするなどして得られる収入、保険などの準備なども考慮)を予測します。

多くの人が定年後は収入が減り、支出を下回ります。もしこの収支が大幅に赤字だと、いずれ金融資産が枯渇、すなわち破産・貧困といった状態になってしまいます。

いま、世の中の人よりも良い収入を得ているから、という人もそれ以上に支出が多ければ状況は同じです。

「ワンダフルライフ」のイメージは、マラソンのゴールのようなものです。65歳がゴールではなく、80歳や90歳という年齢も見据えたイメージが必要です。定年は通過点にすぎません。

ですが、その通過点をどのような状況で通過するかで、完走できるかどうかに大きくかかわってきます。

ましてや、自分が走っているコースがそのゴールに繋がっているかどうかを確認することなく進むのは危険すぎます。
マラソン大会では多くの大会運営委員やボランティアがランナーを支えてくれています。人生のマラソンはそんなわけにはいきません。ミスルートしないようにするのも自己責任です。

人生のミスルートは「まあ、何とかなるだろう」では済まなくなるかもしれません。

人生にはいろいろなことが起きます。もちろん予測できないこともあります。
せめて予測できることには備えていただきたいと思います。状況が変わったらその時には見直してみることも必要でしょう。


西山ライフデザインでは、ワンダフルライフをイメージし、それを実現するためのサポートをします。特に不動産に関することには自信があります。

不動産についてはマイホームの取得・売却や住み替え、空き家の活用や、相続対策など、生きていくうえであまり頻度は高くないけれど、高額で考え方ひとつで大きく費用にも差が出ます。

また、ワンダフルライフを実現するうえで文字通り「ホーム」である自宅は重要な要素です。

どのようなワンダフルライフを描き、それをどのように実現するかは一人ひとり違います。

西山ライフデザインはあなたのための「オーダーメイド」のお手伝いをします。



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西山広高
専門家

西山広高(ファイナンシャルプランナー)

西山ライフデザイン株式会社

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