金相場価格デイリーコメント週間まとめ(10/5〜10/9)

水野崇

水野崇

テーマ:金相場価格

ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。

金相場価格・今週(10/5〜10/9)のデイリーコメント



■10月9日(金) 9:00

金価格 22,894 円(前日比 +214円)※1g

2026年10月8日(木)のNY金先物は反発となりました。米長期金利は高水準で推移し、原油価格の上昇によるインフレ懸念も引き続き金相場の重しとなりましたが、米30年国債入札が堅調な結果となったことで米国債利回りは取引後半に低下しました。外国為替市場でもドルがやや弱含み、金相場を下支えしました。FRBのウォラー理事は追加利上げの必要性を示しつつ、利上げペースには柔軟性があるとして10月の据え置きにも含みを持たせています。また、米国の債務拡大への懸念やホルムズ海峡を巡る緊張も、安全資産としての金への関心を支える材料となりました。この日は原油高や高水準の金利という逆風が残るなか、取引後半の米長期金利低下とドルの軟化に加え、財政・地政学リスクへの警戒が買い戻しにつながりました。


■10月8日(木) 9:00

金価格 22,680 円(前日比 -371円)※1g

2026年10月7日(水)のNY金先物は反落となりました。米長期金利が再び上昇し、外国為替市場でもドルが買われたことで、金利の付かない金には売りが広がり、ドル建て金価格は大きく下落しました。原油価格が再び1バレル=100ドルを上回ったことでインフレへの警戒も強まり、米国債利回りを押し上げる要因となっています。FRBが公表した9月のFOMC議事要旨では、追加利上げの必要性を巡って政策当局者の見方に隔たりがあることが確認されましたが、市場では10月の利上げ見送りを織り込む一方、12月の利上げは引き続き高い確率で見込まれています。この日は金融政策を巡る見方そのものよりも、原油高によるインフレ懸念を背景に米長期金利とドルがそろって上昇したことが強く意識され、前日の金相場を支えた環境から一転して下押し圧力が優勢となりました。


■10月7日(水) 9:00

金価格 23,051 円(前日比 +179円)※1g

2026年10月6日(火)のNY金先物は反発となりました。前日に5.3%台まで上昇した米長期金利が低下に転じ、ドルも高値圏から弱含んだことで、金相場には買い戻しが入りました。フランスの財政不安を巡る債券市場の混乱や、米国債への警戒も安全資産としての金を下支えしています。一方、9月の米雇用統計が低調だったことから10月の追加利上げ観測は後退しているものの、12月の利上げは引き続き高い確率で織り込まれました。原油価格は中東からの供給増加やG7による戦略備蓄の放出を受けて下落しています。この日は、金融政策を巡る見方の変化よりも、前日に金相場を圧迫した米長期金利とドルの反落が買い戻しを促す主な材料となりました。


■10月6日(火) 9:00

金価格 22,872 円(前日比 -78円)※1g

2026年10月5日(月)のNY金先物は続落となりました。前週末に発表された9月の米雇用統計が市場予想を下回ったことで、FRBによる10月の追加利上げ観測は大きく後退。米10年国債利回りは5.3%台まで上昇するなど、米長期金利が高水準で推移したことが金相場の重しとなりました。外国為替市場では、フランスの財政不安を背景としたユーロ安がドルを押し上げ、ドル建て金価格には下押し圧力がかかりました。原油価格は中東からの供給増加などを背景に下落し、インフレ懸念はやや和らいだものの、金相場を押し上げるには至りませんでした。利上げ観測の後退や原油安という支援材料がありながら続落したことから、この日は金融政策の先行きよりも、高止まりする米長期金利とドル高への反応が優先された格好です。


■10月5日(月) 9:00

金価格 22,950 円(前日比 +39円)※1g

2026年10月2日(金)のNY金先物は反落となりました。9月の米雇用統計が市場予想を下回ったことで追加利上げ観測が後退し、発表直後は米国債利回りの低下を受けて金相場に買いが入りました。ただ、その後は米長期金利が切り返したことで上昇分を失い、マイナス圏で取引を終了しています。株式市場では、前日の日本株急騰に続き、米国でもハイテク株を中心に買いが入り、リスク選好の動きがみられました。外国為替市場ではドルがやや弱含み、原油価格も落ち着いたものの、金相場を押し上げるには至りませんでした。この日は弱い雇用統計による追加利上げ観測の後退よりも、米長期金利が高水準を維持したことへの反応が優勢でした。株高が続くなかでも金が下落した点から、当日の値動きではリスク選好以上に金利動向への反応が強かったとみられます。


【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のマーケットコメントを提供


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株式投資の原理原則などを学んだ後、実際に投資をスタート。それに対して、水野さんが敗因・勝因を分析し、解説する。実践的で、再現性の高いレッスンにより、自分で資産形成ができるようにサポート。

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