金相場価格デイリーコメント週間まとめ(8/17〜8/21)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。
金相場価格・今週(8/31〜9/4)のデイリーコメント
■9月4日(金) 9:00
金価格 24,334 円(前日比 +42円)※1g
2026年9月3日(木)のNY金先物は続伸となりました。ウォラーFRB理事が、今後の経済指標でインフレ鈍化が確認されれば次回FOMCでの金利据え置きを支持する考えを示し、9月の追加利上げ観測が後退しました。米国債利回りが低下し、ドルも主要通貨に対して下落したことで、金利の付かない金への買いが強まり、ドル建て金価格は大幅に上昇しました。外国為替市場では、日銀の早期利上げ観測が強まったこともあり円買いが加速。ドル円は155円台半ばまで下落しています。中東情勢への警戒から原油価格は高値圏で推移しましたが、この日の金相場では地政学リスクよりも、ウォラー理事の発言を受けた米利上げ観測の後退と、それに伴う金利・ドルの低下が強く意識されました。
■9月3日(木) 9:00
金価格 24,292 円(前日比 +114円)※1g
2026年9月2日(水)のNY金先物は反発となりました。取引序盤には前日からの売りが続き、ドル建て金価格は約1カ月ぶりの安値をつけましたが、その後は米国債利回りとドルが低下したことで買い戻しが優勢となりました。米長期金利は一時高水準まで上昇したものの、その後は上昇が一服。ドルも直近の高値圏から軟化し、金相場への圧迫が和らぎました。米民間雇用者数は市場予想を下回りましたが、金相場の反応は限定的でした。外国為替市場では円が大きく買い戻され、ドル円は158円台まで下落しています。この日は弱い雇用指標そのものより、直近の金売りを主導してきた米金利とドルの上昇が一服したことへの反応が目立ちました。利上げ警戒が残るなかでも安値から切り返しており、金利・為替の調整が買い戻しを促した一日となっています。
■9月2日(水) 9:00
金価格 24,178 円(前日比 -654円)※1g
2026年9月1日(火)のNY金先物は続落となりました。米軍がイランの精鋭部隊・革命防衛隊などを標的とする新たな攻撃を開始したと発表し、中東情勢は一段と緊迫しました。ホルムズ海峡を巡る供給不安から原油価格が急騰し、インフレ再燃への警戒を背景に米長期金利は上昇。米国では9月の追加利上げ観測も強まり、ドル高とあわせて金相場の重しとなりました。日本でも日銀の利上げ観測などから長期金利が約30年ぶりの水準まで上昇し、主要国で金利上昇が目立っています。ドル建て金価格は200日移動平均線を割り込み、テクニカルな売りも加わりました。地政学リスクの高まりを受けた安全資産買いは相場を支え切れず、この日は原油高によるインフレ懸念と金利・ドルの上昇が優勢となり、節目割れも下げを加速させています。
■9月1日(火) 9:00
金価格 24,832 円(前日比 -115円)※1g
2026年8月31日(月)のNY金先物は続落となりました。前週のジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長が示したインフレ警戒姿勢を受け、9月の追加利上げ観測が引き続き金相場の重しとなりました。米国とイランの軍事衝突が再び激化し、原油価格が大幅に上昇したことでインフレ再燃への警戒も強まり、米長期金利は上昇。ドルは小幅に下落したものの、金利上昇の影響が上回り、ドル建て金価格は下落幅を広げました。外国為替市場では、ベッセント米財務長官が日本政府と日銀による円高につながる対応を見込み、9月の日銀利上げの可能性を示唆したことで円が買い戻されました。この日はウォーシュ議長の発言を起点とした利上げ警戒に、原油高によるインフレ懸念が重なり、米金利上昇が金相場への下押し圧力を強める格好です。
■8月31日(月) 9:00
金価格 24,947 円(前日比 -581円)※1g
2026年8月28日(金)のNY金先物は反落となりました。注目されたジャクソンホール会議で、ウォーシュFRB議長がインフレの高止まりに強い警戒感を示し、物価上昇率が目標に向けて十分に鈍化しなければ追加対応が必要との姿勢を示しました。市場では9月の追加利上げ観測が急速に強まり、米国債利回りとドルが上昇。金利の付かない金には売りが広がり、ドル建て金価格は大幅に下落しました。外国為替市場でもドル買いが加速し、ドル円は一時160円台を回復。7月末から8月初めにかけての円買い介入後の戻り高値を更新するなど、再び円安・ドル高が鮮明となりました。原油価格はホルムズ海峡の通航正常化を巡る思惑などから下落しました。この日は原油安よりも、ウォーシュ議長の発言を受けた金融政策見通しの修正に市場の反応が集中。金価格の大幅下落とドル・米金利の上昇が同時に進んだことからも、追加利上げへの警戒感が他の材料を上回って相場を動かしたことがうかがえます。
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のマーケットコメントを提供
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