金相場価格デイリーコメント週間まとめ（9/30〜10/4）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（9/30〜10/4）のデイリーコメント

■10月4日（金） 9:00

2024年10月3日（木）のNY金先物は反発となりました。米ISM非製造業総合指数が市場予想を上回ったことで上値を抑えられる展開でしたが、上昇トレンド継続中の押し目買いに支えられ、ドル建て金価格は前日比プラスで終了しています。外国為替市場では引き続き円売りドル買いの流れ。ドル円は147円台前半にまで円安ドル高が進む場面がありました。国内金価格は、ドル建て金価格の上昇に加え円安がプラス要因となり、7月17日（水）以来となる約2ヶ月半ぶりに過去最高値水準に回復しています。


■10月3日（木） 9:00

2024年10月2日（水）のNY金先物は反落となりました。前日は中東情勢の緊迫化を受けた地政学リスクの高まりで買われたものの、買いは続かず利益確定の売りが先行して前日比マイナスで終了しました。外国為替市場では円売りドル買いが進み、ドル円は一時146円台後半をつけました。石破首相が利上げをけん制する姿勢を示し、パウエルFRB議長も利下げを急がないと発言したことから、日米の金利差縮小がゆるやかなペースで進むとの思惑によって円安ドル高で推移しています。


■10月2日（水） 9:00

2024年10月1日（火）のNY金先物は反発となりました。イランがイスラエルに報復攻撃として180発以上のミサイル攻撃を仕掛けたことが伝わり、安全資産として金が買われる展開でした。イランのイスラエル直接攻撃は4月以来2回目で、中東情勢の緊迫化を受けて地政学リスクが一段と高まっています。金と同様の安全資産である米国債も買われ、株式市場は売りが優勢でした。外国為替市場では、東京市場ドル円は143円台中盤で推移。最高値更新まであと130円と迫っていた国内金価格は、13,000円台での揉み合いが続きます。


■10月1日（火） 9:00

2024年9月30日（月）のNY金先物は続落となりました。パウエルFRB議長が利下げを急がないと発言したことを受けてドルが買われ、金は売り優勢の展開となりました。10月3日（木）の米ISM非製造業景気指数や4日（金）の米雇用統計など、今週は重要指標発表を多く控えていることから、一旦様子見姿勢が強まりそうです。外国為替市場では、ドル円が1ドル＝141円台中盤にまで円高ドル安が進む場面がありました。先週末の自民党総裁選の結果を受けて円高が急速に進みましたが、10月1日（月）の東京市場ドル円は143円台中盤〜後半の水準に戻しており、国内のマーケットは落ち着きを取り戻しています。


■9月30日（月） 9:00

2024年9月27日（金）のNY金先物は反落となりました。連日過去最高値を更新していたドル建て金価格は、利益確定の売りで9月18日（水）以来の前日比マイナスで終了しました。外国為替市場と国内の株式市場では「石破ショック」の様相を呈しています。27日（金）に自民党総裁選挙が実施され、高市氏が1位通過した後の決選投票で、金融所得課税強化や法人税引き上げなどを掲げる石破氏が新総裁に選出されました。総裁選の結果を受けて、ドル円は142円台後半にまで約4円幅で円高ドル安が急加速。同時に日経225先物も急落し、週末時点で前日比2,400円を超える大幅下落。週明け30日（月）の国内株式市場は、先物主導で大荒れ相場が見込まれます。石破茂自民党新総裁は、10月1日（火）に首相に就任し、9日（水）に衆議院を解散、27日（日）に衆議院選挙を実施する方向と伝えられています。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供


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