【メディア情報】金相場価格デイリーコメント週間まとめ(2/26〜3/1)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート(XAU/USD)はこちらでご確認いただけます。
金相場価格・今週(8/5〜8/9)のデイリーコメント
■8月9日(金) 9:00
金買取価格相場 12,566円(前日比 +319円)※1g
2024年8月8日(木)のNY金先物は大幅続伸となりました。米新規失業保険申請件数の減少によって労働市場への懸念が後退し、金相場は買い優勢の展開でした。7日(水)の内田日銀副総裁の発言で先日の植田日銀総裁「追加利上げ」示唆発言が修正され、マーケットは落ち着きを取り戻しています。総裁発言が乱高下相場の一因であったことが裏付けられ、今後も日銀は利上げの効果や影響を慎重に見極めながら、金融政策を舵取りする必要があるでしょう。9日(金)の国内金価格は、堅調なドル建て金価格と1ドル=147円台前半〜中盤で推移する円高ドル安の一服が上昇要因となり、前日比プラス319円と大きく値上がりしています。
■8月8日(木) 9:00
金買取価格相場 12,247円(前日比 +94円)※1g
2024年8月7日(水)のNY金先物は小幅反発となりました。内田日銀副総裁が金融経済懇談会の講演で、「金融市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言しました。この発言を受けて、7日(水)の日経平均株価は一時900円以上の値下がりから、一気に1100円以上の値上がりへと、2000円幅を超える荒い値動きとなりました。近年の金融市場はアルゴリズム取引が活発となっており、要人が発言したキーワードに対してマーケットが過剰に反応する場面が頻繁にみられます。為替市場、株式市場ともに落ち着きを取り戻すには、まだ少し時間がかかる状況でしょう。5営業日連続で値下がりしていた8日(木)の国内金価格は、前日比プラス94円で久しぶりの値上がりとなっています。
■8月7日(水) 9:00
金買取価格相場 12,153円(前日比 -202円)※1g
2024年8月6日(火)のNY金先物は3営業日続落となりました。米国債の利回り上昇やドルが買われ、金利の付かない金は売りが優勢でした。6日(火)の日経平均株価は、円高が一服したことで先物主導で全面的に買い戻され、前日比3217.04円高と過去最大の上げ幅を記録しました。前日の投げ売り暴落後からの大反発・リバウンドは想定された動きであり、株式市場はもう一段の大幅下落が予想され2番底の確認が待たれます。7日(水)8:50現在の日経225先物は前日比900円超と大きく値下がりし、本日も荒れた相場展開の見通しです。東京市場ドル円は1ドル=144円台中盤~後半の水準で推移しています。国内金価格はドル円相場の影響を受け下落が続いていますが、現状は新たな買い材料待ちの展開です。
■8月6日(火) 9:00
金買取価格相場 12,355円(前日比 -30円)※1g
2024年8月5日(月)のNY金先物は大幅続落となりました。先週末の弱い雇用統計を受けて米国経済の景気後退懸念が台頭、投資家のリスク回避姿勢の強まりから世界中のマーケットが揺れています。混乱収束のため、FRBが緊急利下げに動くとの見方も浮上。5日(月)の為替市場では円高ドル安が急加速し、東京時間で一時1ドル=141円60銭台をつけました。7月3日(水)の161円90銭台から、わずか1ヶ月余りで20円以上もの円高が進行しています。日銀追加利上げで日米金利差縮小による円買い戻しが円高加速の背景にあり、5日(月)の日経平均株価は日中の円高進行に合わせるようにギャップダウンから終日下落、前日比4451円(12%)安の過去最大の下げ幅を記録して大きなニュースとなっています。7月11日(木)終値42,224.02円から5日(水)終値31,458.42円まで17営業日の下落率は25.5%に達し、参加者全員の投げ売り相場となりました。新NISA制度の拡充でこれまで大暴落相場を経験したことがない投資家が増えており、日経平均株価の行き過ぎた暴落は投資マインドを冷やす一因となるでしょう。6日(火)8:50現在の日経225先物は前日比2500円以上と暴騰し、サーキットブレーカーが発動するなど、本日は大リバウンド相場の1日が想定されます。
■8月5日(月) 9:00
金買取価格相場 12,385円(前日比 -435円)※1g
2024年8月2日(金)のNY金先物は反落となりました。米雇用統計が市場予想を下回ったことで、FRBの9月利下げ開始見通しが高まり、ドル建て金価格は取引時間中の過去最高値を更新しました。一方、雇用統計結果は米景気の減速懸念につながることから、米株式市場が大幅続落となりました。金相場も投資家のリスク回避姿勢で徐々に売られ、前日比マイナス圏で終了しています。為替市場では円買いドル売りが継続しており、ドル円相場は1ドル=146円台中盤にまで円高ドル安が進行。円高進行を嫌気した2日(金)の日経平均株価が前日比2216円安の暴落日となり、史上2番目の値下がり幅を記録しました。その後の海外市場でも日経225先物が1000円を超える大幅続落で推移しており、日経平均株価は35,000円を下回る水準です。5日(月)の株式市場も再び大荒れとなることが予想されます。
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供
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