【その『普通』、誰にとっての普通ですか?】

斉川貴子

斉川貴子

テーマ:言葉

こんにちは。
組織コミュニケーション支援コンサルタントの斉川貴子です。
今回は、何気なく言ってしまう「普通はさ〜」の『普通』についてのお話です。


「普通はこうするよね」
「これくらい、言わなくても分かるでしょう」
「社会人なら、それくらいできて当然」

職場で、つい口にしてしまうことはありませんか?

そして、言ったあとに「どうして分かってくれないんだろう」と、少しイライラしてしまう。
そんなこと、ありませんか。

でも、もしかすると、
相手が「分からない」のではなく、あなたとは違う「普通」を持っているだけなのかもしれません。

私たちは、自分がこれまで経験してきたことを基準に、物事を考えます。

「こうするのが当たり前」
「これが常識」

そう思っていることほど、自分にとっては自然なことなので、わざわざ疑うこともありません。
だからこそ、相手の行動が自分の「普通」から外れていると、「なぜ?」と思ってしまうのです。

たとえば、上司にとっては「分からなければ聞くのが当然」でも、部下からすると「忙しそうな上司には、なかなか声をかけられない」ということもあります。

どちらが正しいのでしょうか。
きっと、どちらも間違いではありませんよね。
ただ、見えている景色が違うだけ。

職場には、年齢も経験も価値観も違う人がいます。
だから、「普通」が違うのは、ある意味で当たり前。

大切なのは、自分の「普通」を捨てることではありません。
「私はそう思う。でも、相手はどう感じているんだろう?」
そうやって、ほんの少しだけ相手の側に立ってみること。

その一呼吸があるだけで、「どうしてできないの?」という言葉が、「どうしたら伝わるだろう?」という言葉に変わることがあります。

コミュニケーションは、相手を自分の「普通」に合わせることではありません。
違う「普通」を持つ人同士が、分かり合おうとすること。

今日、誰かに「普通はこうだよ」と言いたくなったら、ほんの一度だけ立ち止まってみましょう。
「その普通は、相手にとっても普通だろうか?」

その一呼吸から、職場のコミュニケーションを変えていきませんか。

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斉川貴子
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斉川貴子(司会)

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◆組織コミュニケーション支援コンサルタント企業の情報の流れや人間関係を改善し、風通しの良い働きやすい環境づくりをサポート。組織の現状を把握しながら研修の企画・実施、経営者の方々への伴走サポート。

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