【『うまく話せた』からと言って『伝わっている』とは限らない】
説得力がない、心を動かされない、その言葉で行動しようと思わない、
そんな反面教師なプレゼンテーションを私たちは今や連日目の当たりにしています。
それは政治家の発言・発信です。
日本国民に対しての緊急事態宣言発令の時のことを思い出してみると
菅総理の紙を見ながら話すスタイルは
間違ったことを発信しないように、伝えなければいけない事を漏れなく伝えられるように、
の細心の注意を払っての事かと思いますが、
紙を見ながら話す事、相手の顔をまっすぐ見ずに話す事がいかに
言葉に魂を感じず、発信力もなく、自信の無さが見え隠れする
つまり・・・
<言葉そのものの力>の無さ、<発信力>の無さ、<信用・信頼>を落としている事
は今や誰もが指摘するところでしょう。
<発信力>は、経済産業省によって「人生100年時代の社会人基礎力」の一つに定義されています。
ここでの<発信力>はSNSではなく、話し方の部分でのお話です。
以心伝心・暗黙の了解が通じる時代ではありません。
特にビジネスにおいては。
相手に分りやすく言葉にして伝える必要があります。
一方的に自分が言いたいことだけを言うのではただの<発信>に過ぎません。
<発信力>は自分の発信が相手に及ぼす影響力のことです。
自分の意見や考えを相手に分りやすく伝えるための能力が不可欠となります。
発信力のある人たちに共通することは
・徹底的に調べて根拠を明らかにしたりする下準備
・相手の声に耳を傾ける傾聴力
・何を伝えなければいけないのか、どのように伝えるかを考える
・人前で堂々と話す
が備わっています。
その為に陰で人前で話す練習もしています。
影響力があればある人程ほんの一言でも発信力は高いですから
人を動かすだけの信頼や責任も欠いてはならないので
人知れずスピーチトレーニングをしています。
重要な事を伝えるのに相手の顔・目を見ずに、しどろもどろで話されたらどうですか。
大勢の前で話す事はあなたの話した言葉が一度に大勢の人に広まり
その姿や言葉で信頼・信用も一気に厚くなる分、
自信のない姿勢・発言では一瞬にして信頼・信用を失うリスクも背負っているのです。
それが、総理大臣だと<支持率>というものに繋がっていくわけですね。
なので、プレゼンテーションや人前で話す時の心構えやトレーニングは重要なのです。
相手に何を伝えたいのか自分自身がまず理解しない事には言葉に魂が入らず
何を言っても相手の心には届きません。
なかなか発信・発言できない人たちは
・恥ずかしい気持ち…深層心理としては、間違っていたら…ほかの人と違う…あとの事を考えて出来ない
・知識不足で自信がない
・自分が伝えたいことが何なのかまとまらない
・人前での話し方に自信がない
など、あげられます。
あなたが理想とする発信力のある人とあなたは何が違うのか・どこが違うのか、
そしてその差を埋められたら、あなたも理想とする発信力のある人になれるでしょう!
話し方の違いを頭で理解するだけでは身につきません。
分かった気になっているだけ。
繰り返しの練習でしか話すことは上達しません。
是非、発信力がある人との差が分かったら次は差を埋めるために行動に移しましょう!!