【クレーム対応の基本の「き」】
人前で話す事が苦手な方ばかりが「話し下手」ではありません。
そして、話し好きな人も「話し上手」とは限りません。
とある会に参加した時の出来事。
自己紹介の時間がありました。
「いくつか会社を経営しておりますが、今日は美容系の会社の者としての自己紹介を~」と話した方。
私の番になり自己紹介を済ますと先ほどの方が皆さんに
「あっ、私も司会者の派遣の仕事もしております。私自身も若い頃は司会もやっておりましたし、ウチも司会者の派遣も出来ます。」
…。
あまり気持ちの良いものではありません。
次の進行にも進めませんし。
その方を見ていると、事あるごとに人が質問していることややっている事を全て自分の話しに持っていくのです。
こうした人は「話し泥棒」。
これは『空気が読めない』と思われても仕方ありません。
あなたの周りにはいませんか?
相手にも同じように話したい事がある事を理解していない。
相手ではなく、自分に意識が向いている状態。
ずっとこの行為が続くと嫌われてしまいます。
特に経営者などのエグゼクティブの方がこうした事をしては品位を落とすような行為。
「話すことが好き」と「話が上手い」は別です。
話しを聴くのが上手な人こそ、『話し上手』。
自分は人前で話す事は結構好き、という皆さんは一度集団の中に入った時に冷静に状況や会話を俯瞰してくださいね。