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斉川貴子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

経営者の皆さん、大丈夫ですか!!

斉川貴子

斉川貴子

こんにちは。
先日パーティーの司会をしました。
ここでの出来事を他のところでお話をしたら予想以上の反響をいただきましたので皆さんにも共有を。

そのパーティーで久しぶりに素晴らしい心遣いが伺える経営者の方のスピーチを耳にしました。
普通に聴いていたら分からない、普通の方が聴いても分からない、レベルの高い細やかな心遣いの表現のスピーチでした。

祝儀・不祝儀などでは忌み(いみ)言葉といって使ってはいけない言葉があります。
お祝いと一言で括っても結婚式・祝賀会・快気祝いなど様々あり、更にそれぞれに忌み言葉の使い分けがあります。

一般的に知られているのは、結婚式。
〈切れる〉〈離れる〉〈終わる〉などはNG。

この程度は皆さんも知識やマナーとしてご存じでしょう。

企業やご商売されている方のお祝いなどでは倒産や事業失敗を連想させる言葉や火事を連想させる言葉
〈倒れる〉〈崩れる〉〈焼く〉〈煙〉などNG

それに加えて、経営者の方や政治家・名誉功績を残されている方は縁起を担ぐ方が多く、お祝いの席などで過去形の表現を避ける方もいらっしゃいます。

「ありがとうございました」→感謝は一時のものではない。ご恩や感謝は忘れてはならないので「ありがとうございます」
「おめでとうございました」→良い事は過去にはさせずこれからも続くように進行形に…など。

※私はデビューして数年の頃に祝賀パーティーの司会で「ありがとうございました」と表現しパーティー開始15分で裏に引っ張って行かれこっぴどく注意された苦い思い出があります(笑)
こうした現場でしか知り得ない知識はプロとしての一つの技や財産になるので誰も教えてくれませんので、現場で怒られながら覚えました。

単にこの言葉を使わなければいいとだけ思っていても、実際には何気ない日常会話の中に意外とこれらの単語は入っているものなのです。

今回スピーチをされた経営者の方は、それを全て意識して頭の中で言葉を変換しお話しになっているようにお見受けしました。
本当に素晴らしい!の一言。

話しだけを聞いていれば当たり前のようにしか感じられませんが、これは相当意識して日頃から口にしていなければ出来ない事ですし、公の場でこれだけ発する言葉を変換しお話になるには話す内容を一度書いて見直しているはずです。

こうした心遣いの言葉一つで相手を敬う気持ちが感じられると同時に誰もが心地良く、そしてその方の品格が感じられます。

私には関係ない話しと思っている経営者さん!
身近なところで…結婚式。
部下の為に社長や上司が話すあのスピーチで実は新郎新婦本人の株や信頼度に相当影響を与えています!

勤務先の社長・上司の話す姿勢・言葉遣い・言葉の表現・内容などで新郎新婦のご家族やご親戚・友人は

「あいつ、凄い会社で働いているんだなぁ」
「立派な会社にお勤めしている方と結婚できて安心だね」

「はぁー…、あそこの社長の話し、長かったなぁ。」
「会社の説明だけが長くて、アイツは何やっているのかよく分かんなかったなぁ」

これらの会話は社長や上司の挨拶の後に実際に司会者の耳に聞こえてくる会話です(笑)

最後に一言。
お祝いの場でスピーチした時に
「最後に…」とまとめるあなた、惜しい!!
お祝いの席では「最後」は忌み言葉。

「結びに」と言い換えると
〈デキる人!〉という印象になりますよ!

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斉川貴子
専門家

斉川貴子(司会)

リ・コネクション

25年以上目の前に人の熱や反応を感じる現場で話し方を磨いた。ビジネスパーソンに必要なトークの武器となる話し方を丁寧に指導。メンタルトレーナーの資格を活かしたリーダーシップ研修などの実績も豊富。

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