IT技術者に対する扱いについて
以前、不具合が多いシステムが多いのはなぜかという記事を出させていただき、
今でも閲覧数が多い記事となります。
https://mbp-japan.com/tokyo/marespera/column/5062995/
こちらの記事では人材の部分について主に触れており、
お伝えしたいこと自体は何ら変わりありません。
今回「システムの品質」というタイトルにしたのは何をもっていい悪いを判断するのか
ということを広く知っていただき、その部分から不具合が増える要素でどう減らすべきなのか
をお伝えできればと思います。
「システムの品質」とは私は以下と考えています。
「お客さん(ユーザー)が必要としているものが提供でき、システム起因の不具合(バグ)がないこと」
受託開発だとお客さんは企業ですし、webシステム系だと企業ないし一般消費者ということになります。
前半部分は主に受託開発に影響します。お客さんから資金をいただいて開発しますから、
必要となるものが提供できなければ意味がありません。
ただお客さん側にも必要情報を提供いただくという協力が必ず必要になりますので、それが対応出来ている前提です。
後半は仕様面での調整不足などは省き、所謂作り込みやテストが甘く想定外の対応をして、
ユーザー側に迷惑をかけるということになります。
エンジニアの作業品質に関する部分です。
なお、webシステムでサブスクリプション型で提供している場合は汎用的に作って安く提供できるというウリですので、
お客さんごとの要望に完全に沿うというのは想定されていませんので、ご注意ください。
以前の記事で書いたところを見ていただけると、仕様面での協力不足、調整不足が多く
失敗するという例を出させていただいております。
この部分は開発会社だけで何とかできる部分ではないので、発注側の協力が不可欠なのです。
サブスクリプションは開発する企業の責任ですが、受託開発は発注側にも品質の責任が発生することを
ご理解いただければと思います。
エンジニアの作業品質については開発会社の問題ですので、そこは指摘してください。
注意点としては根拠なしに安く提案するところは要注意です。
そう言われても根拠があるか、どこを見ればわからないという方は是非弊社へお声かけください。
発注や受注、webシステム含め様々な立場や案件を経験しておりますので、
お伝えできることは多々ございます。
最後、判断されるのはご自身になりますが、そのサポートとなれるよう日々努力しております。