中国通販サイトTEMUやaliexpressについて考えること【システム会社目線】
システム開発やそれに近いお話をするとタイトルのようなワードがでてくることがあります。
オフショアは日本以外、ニアショアは地方で開発等の作業を依頼することを意味します。
開発やテストはある程度、人数が必要になってしまうため、
人単価が安い海外や地方へ依頼するということになります。
金額だけ考えればオフショアが安いのですが、オフショアの金額が上がってしまい、
地方に依頼するのとあまり変わらないということでニアショアが増えてきた経緯があります。
オフショアのメリットはやはり安いことです。通常のエンジニアに依頼する半分、下手すれば3割くらいで
対応してくれる箇所があります。
デメリットとして海外なので文化の違いやニュアンスの違いから意図した製品が上がってこないことです。
そこを繋ぐエンジニアをブリッジSEと言いますが、ここのレベルもポイントとなります。
安直に安いからと使おうとすると品質は悪い、依頼した製品は出来上がらないわと散々な結果になることが多いです。
まずはブリッジSEが日本の文化などをどこまで理解しているか、現地の会社がどのレベルかなどをよく調べた上で
利用されることをお勧めします。
このような問題から派生したのがニアショアという話です。
海外に依頼するわけではなく同じ日本ですから文化の違いでの問題は改善されます。
その代わりオフショアよりは値上がりします。
地方にも優秀な企業はいますので、うまく連携できるのであれば双方にメリットとなります。
ただ残念ながら技術格差は首都圏と比べると出てきてしまいます。
インターネットの発達によってその格差は少なくなってきましたが、最新技術など扱う場合は
厳しいことは事実かと思います。
どこまで依頼するか次第でもありますが、プロジェクトマネージャーがどこまで調整できるかが
双方メリットの鍵となります。
どちらの方法にしてもうまく利用すれば双方メリットになり、よい関係性が構築できます。
ただ、そう簡単ではないのが事実で、お互いに意見を尊重しながら対応していかなければ、
成功はしません。
弊社はオフショア、ニアショアどちらも経験があるため、そのあたりで相談があれば
お問い合わせからご連絡いただければと思います。
金額だけで利用しようとすると痛い目を見ますのでよく相談・検討いただければ幸いです。