接触確認アプリ「COCOA」終了からみる要件定義の重要性
以下のような記事がありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230512/k10014065011000.html
マイナンバーカードの保険証が別の人の情報で登録されていたという話です。
所謂データ移行のミスなどではなく登録ミスとのことなので、
ヒューマンエラーとのことです。
この「ヒューマンエラー」はシステムを運用する中で避けられない問題です。
人が介入する以上、ヒューマンエラーが発生しないことはありえないと思います。
そのような認識であればどうしようもないかというとそうではありません。
私が解決策としてお伝えするのは可能な限り自動化(システム化)するということです。
プログラムは記載された通りにしか動きません。想定しない動きはそれはバグであり、
修正すれば正常に動作します。
そのために様々な想定をした設計をし、その思想で実装を行った上、問題ないかをテストするのです。
システム開発はどれだけ様々なパターンを想像し、それを対応できる仕組みにするか。
それが正しく動作しているかテストし、完成度を高めるということです。
様々な要因で上手くいかないことがあるようですが、ヒューマンエラーを減らす方法は
これを徹底するしかありません。
弊社製品ResKaでも一部データ出力する機能はありますが、その出力されたデータに関し、
責任は持ちません。自社製品外の話で人を介した話であればシステムとして保証ができないからです。
そのため、自己責任でお願いしますと必ずお伝えしております。
そして人を介すことが多ければ多いほど、このエラーは発生しやすくなります。
人間は柔軟に動かせる反面、判断基準が決まっていないと結果が変わりやすいです。
皆様の各業務を見直していただき、ヒューマンエラーが起こる、以前起きたなどがあれば
是非システム化、自動化を検討してみてください。