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笠原拓プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「職場での低い生産性や怠業行動は好きでもないタスクが割り振られた労働者に多く現れる」という記事

笠原拓

笠原拓

テーマ:IT関係

表題記事を投稿していることを見ました。
https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0685.html

細かい情報は記事を見ていただきたいと思いますが、タスクを割り振るよりタスクを選ばせるということを
したほうがよいという内容になります。

実際にその通りであるとは思いますが、実際できるかというと中々難しいと思っております。
自分がいるIT業界で考えてみます。(他業界では異なる可能性があるので、あくまで参考程度で)

開発プロジェクトはシステム要件を決め、それを満たすように設計・開発を行っていきます。
それを行う体制として、管理者(マネージャー)、現場管理(リーダー)、作業者(メンバー)という役割分担が
発生すると思います。
管理者がお客や関係者(ステークホルダー)と要件をつめ、リーダーと実装方法を考え調整する。
その調整した実装をメンバーにやってもらう。
基本的にはこれの繰り返しで、何か問題があれば逆にメンバーから上がってくるという流れです。
理想はこのような形なのですが、マネージャーが調整できない。リーダーが知識が足りずメンバへ指示ができない、
メンバーが情報を上げてこない等色々問題が起きます。
私が見てきたSEの人を見ていると圧倒的にマネージャーの業務ができない人が多いです。
というのも考えることが一気に多くなり、広い視野が必要になるからです。
元々言われたことをやっていた人がいきなり考える方に行くのは中々難しいです。
SIerの企業は特にこの傾向は強いと思います。

こうした事情を考えた場合、タスクを選ばせたらマネージャーがいなくなります。
マネージャーがいなければプロジェクトが成り立ちません。
その時に向いていない人もやむなく配置しているということは大いにありえます。
管理ができるマネージャーやリーダー下であれば調整はできるかもしれませんが、
難しい問題です。
結局努力目標としてとらえて、ある程度は我慢してもらうことが必要で、
それをどこかで返せるようなら返すレベルです。

私は言いたいことはわかるが、プロジェクトのゴールはお客が望むシステムを作ることだと思ってます。
それを満たすために全員が各々の役割を果たすということが条件です。
それが満たせるのであればどんなやり方でもいいと思います。ただ、満たせないのであれば、
それは誰かが我慢しなければなりません。それがプロの仕事だと思っています。
プロの仕事として面倒な仕事だとしても生産性を下げない努力を全体としてするべきと
提言をして締めさせていただきます。

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笠原拓
専門家

笠原拓(システム開発エンジニア)

株式会社MareSpera

店舗を経営している方々からのリクエストを基に直感的に使いやすいシステムを構築・販売しています。技術のプロとして正当に評価されるべく、プライドを持って多くの方に還元できるシステム開発を心がけています。

笠原拓プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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