アプリ・システムが普及後に改悪される件から見る学ぶことの大切さ
かなり前に「開発における要件定義とは」というコラムを書かせていただきました。
https://mbp-japan.com/tokyo/marespera/column/5027290/
この中で発注者の協力がないと成功しないということを書きました。
コラムを書いてから色々な企業様とお付き合いさせていただいておりますが、
うまくいくプロジェクトは協力を惜しまない企業と一緒にさせていただいたときです。
協力を惜しまないというのは何かということですが例えば以下のようなことです。
・こちらが必要と言った内容を用意いただける。
・お互い期限を守る(遅れる場合は一報)
・こちらの話をアドバイスとして素直に受け入れ、それを自社で検討し自社で確定できる。
・相談事項に気軽に乗っていただける。逆も然り
細かく記載すると多数あるのですが、大きな枠で言うと
「自分たちが進めるプロジェクトである。」という責任をもって
対応されているかどうかということです。
前回のコラムでも述べましたが、よくわからないから丸投げというスタンスが多く、
上記対応もほとんどできない状況で、プロジェクト失敗は開発側という言い方を
される企業があります。
開発会社は発注社で足りてない開発リソースをお貸しする。そのリソースを使い一緒に開発する。
という仕事です。
自社プロジェクトに責任を持たず、一番仕様を知っている方の協力がされなければ
失敗するのは自明の理です。
そのあたりを勘違いしている企業がまだまだいらっしゃるようでしたので、
改めて書きました。
自社プロジェクトを成功させたいなら是非考えていただきたいと思います。
なお、受託側に問題があったというパターンもあります。
正確な報告をしないや機能が足りてない等明らかに問題があるものは大いに
伝えて是正していただければと思います。
どんな仕事にもお互いの立場というものがあります。
そこを踏まえて協力しあえる関係性を作れるように努力すべきと常に考えて仕事をしております。