残業の見え方とIT企業における業務効率について
よく新規開発のアプリや製品で不具合(バグ)だらけでリリースされ、
まともに動作しないことがあります。
別コラムで記載したcocoaも初期不具合が多くありました。
本来であれば、ある程度不具合を修正してからリリースするべきではあります。
技術者としても同じように思います。
色々な条件があると思いますが、私が業界にいて感じた部分を踏まえ、そのような状態でリリース
されてしまうのかをお話できればと思います。
(個人の経験を踏まえていますので、万人に当たらないことはご了承ください)
よくIT系のプロジェクトはかなりの確率で失敗すると言われています。
不具合が多くまともに動かないシステム、アプリは世間一般で考えれば
「失敗」ですよね。
なので、そのあたりの理由も一致してくると思います。
主な理由は以下となると思います。
1.そもそもの予算が足りていない。(金)
2.期間が足りていない。(時間)
3.作れる技術者が足りていない。(人)
他のビジネスでも似ている部分はありますが、ITの場合1と2に対する考え方が
弱いと感じています。技術者は当然知識を使って作成をしていきますが、
目に見えにくいものだからなのか簡単にできるのでしょうといまだに思っている方が
多くいます。簡単に使えるのは技術者が考えて作っているからであり、そのスキルに
正しい評価をしてくれる方はまだまだ少ないと思っています。
そのような人が金や時間を握っているとなればどうでしょうか。
無理な納期や予算で依頼してくることが予想できると思います。
ここで仕事を請ける側もNoと言えればいいのですが、中々言えない事情もあったりします。
それが積み重なってまともに動かないアプリがリリースされ、失敗と言われます。
私はこのような話をなくすために以下の話をお互いに意識してほしいと切に願います。
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依頼する側はきちんと技術の勉強をしましょう。
細かい作り方ではなく概念や技術者のスキルであるということを理解してください。
仕事を請ける側はきちんと説明をしましょう。
専門家でない人が理解できるよう砕いて話をしましょう。
それでも問答無用でやれというのであれば断りましょう。
それが長い目でみて利益になり業界全体の利益になります。
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日本のプロジェクトが成功の方が多く模範とするべきと言われるよう
弊社も努力させていただきます。