岸田首相の偽動画から考える新技術の使い方について
来年からプログラミング教育が必修化されるというニュースがあり、
様々なところで準備がされているかと思います。
私は教育関係者ではありませんが、プログラミング教育の先の職業と考えられている
エンジニアとしてエンジニア観点からお話をさせていただこうと思います。
小学校から必修化する理由と方法として以下のような話をされています。
「実用的な言語ではなくプログラミング的思考を身に着ける」
「既存の教科にそのエッセンスを加えて学ぶ機会を作る」
私個人の結論から申し上げますと小学校のように全教科を一人の先生が行う授業形式では
見合う結果は得られないと考えます。
それはエンジニアという職業、職種が技術を求められるものであり、今まで触ってこなかった人が
一朝一夕にその知識や技術が身に着くものではありません。ましてや他教科を教えながらというのは無理があります。
最初の入口として本当の触りの部分を教えられる外部の方を招き、小学生が興味を示す手法をとり、
そこから興味を持ち、もっと勉強したいという子たちで高等教育で学んでもらえばいいと思います。
プログラミングという観点において全員均等に教育するということ自体に無理があります。
海外ではすでに試行錯誤して興味を持たせるようなアプリ等開発されていますので、興味あれば
調べてみてください。
なお、論理的思考ということであれば、数学等の理系分野で十分可能だとも考えています。
ITに力を入れたいのであれば、環境整備や先生への教育、保護者の理解等、必修化する前にいくらでもあります。
すでに決まったことですので、何かしら対応はされていくと思いますが、
今のままでは何のために入れたのかと指摘を受けそうです。
あくまで子供たちが興味を持ってもらい自主的に勉強してもらうという形が
好ましいと思いますが、皆さんはどのように考えますか。