あなたの洋服の「サイズ」は、本当に合ってますか?
私の事務所としているアトリエは横浜ですが、
同行ショッピングに、打ち合わせ、コンサルティングと
この2週間はご依頼がほとんど銀座付近。
連日のように事務所を出て銀座に出ています。
午後からは数年ぶりにお会いする40代後半の男性起業家のお客さまの
ビジュアルブランディングのためのコンサルティングと同行ショッピングでした。
数年前に手掛けられていたお仕事の内容と今は色々お仕事の幅も変わられ、
これまでの知識や経験から幅広い経営のコンサルティングを現在されているとのことで、
出会うお客様も、目的も、シチュエーションも随分変わったので
クローゼットを全て一掃して入れ替えていきたい、とのことでした。
どんな印象に魅せていきたいですか?
男性がスーツを選ぶときに、「きちんとして見えるように」とか
「信頼感があるように見せたい」とかを心がけている方も多く、
私はどんな人物像を表現したいか、という質問をさせていただいた時にも
この2つのフレーズはトップ2といってもいいくらいのご希望のキーワード
のように感じます。
そもそも「きちんとしてる人」って?
きちんとして見える人
信頼感のある人
私もそれ以外にも
女性だったら、優しいとか、かわいいらしいとか、人を表すキーワードを
スタイリングの際にイメージしながらセレクトをするのですが、
このキーワードだけではスタイリングができないんですね。
仕事によって「きちんとして見える人」の基準は違います!
「どんなきちんと」を対応できることを求められる職種なのか。
扱っている商品やサービスによって必要な「安心感」や「信頼感」も違います。
洋服の着こなし方は、環境、職業、年齢、役職・・・等で違いますよね。
例えば金融関係でも、銀行なのか、証券なのか、外資なのか・・によっても
着こなしの傾向が違います。
またIT系はまたそれなりの着こなしの方向があります。
銀行マンには、お客様がどんな人物像だったら安心して自分の財産・お金を
預けても安心と思われる人が伝わるだろうか。
それに自分の持っている印象を合わせてその人のパーソナリティの表現の仕方としての
スーツの選び方があります。
が、同じものをIT系の営業マンに着せたらどうでしょうか?
IT系の専門域によっても違いますが、
それは保守的なきちんと見える信頼感よりも、新しいものを生み出す力や時代を読むセンスなど
「その人の印象+職種から生み出されるものの印象」が加わると
選ぶ側のお客様が「ぜひお願いしたい」と言いたくなります。
ただし、ビジネスでの印象は「人」の印象だけがよくても
そもそもお願いをしたい問題が解決できそうもない人では、依頼・契約に結びつくのは
難しいものです。
「職業からの印象」だけが良くても、同業他社が溢れる現代では、
この人にお願いしても大丈夫かな、と思われてしまっては、
せっかくの取り扱い商品・サービスが売れないということになります。
ビジネススタイルに必要な印象力のポイント
ビジネススタイルで必要な印象力とは、
「その人の印象」+「業種・職種によって問題を解決できる人物像としての印象」
この2つがバランスがとれたときに「印象がいい」ということになります。
それが「私の印象」もあがり、
「取り扱っている商品の価値」もあがる秘訣です。
4年ぶりにお会いした先日の男性起業家の方は
知的でふわっと優しい物腰や表情・言葉の使い方をされる方。
まずはクローゼットを全断捨離されるということは、
まずはどんなものにも合わせやすいベーシックなものがジャケット、パンツ、
スーツともに必要になります。
その方のお仕事内容、そして対象のお客様、をふまえて
色はオーソドックスなモノで明るい色から暗めの色まで揃え、
そのかわりシルエットはすっきりとシャープな印象のもの、
柄は、無地のものと、
オーソドックスな色のモノに合わせた時に優しい明るさが出るようなアイテムと
ベルトなどの小物にさりげないオシャレ感がでるようなアイテムを
セレクトさせていただきました。
そしてこれから少しずつクローゼットを育てていきます。
クローゼットを必要なもので一気に取り揃えることも可能ですが、
それには時間も予算も無限大になってしまいますよね。
まずは、今何が必要か、そしてこれから買い足すときにはどんなアイテムを買い足すと
着まわししやすいか、毎朝悩まず洋服を選べるようになるか。
どこにお金をかけていくことがこれから先も無駄のない効率のいい服選びができるか、
それを考えて選んでいくと、
何年も無駄に着ないで溜め込んでしまう服、というのが少なくなります。
もうずっと着ていないスーツやネクタイ、クローゼットに溜め込んでいませんか?
お役目のないモノ、お役目も終わったモノをクローゼットに溜め込んでいると
新しいご縁も入りにくい、と整理収納のプロの方はおっしゃいます。
お天気のいい日にちょっと時間をつくって、
未来の出会うお客様のために
一度思いっきりクローゼットを開けてお掃除してみませんか?
久しぶりにお会いしたクライアントさんのオフィスで
ご活躍のご様子をたくさんお話を聞かせていただきながらのアイスコーヒーではなく・・・
白にピンク♪をごほうびにいただきながらのコンサルティングは、
幸せ時間でした(笑)
魅力の総合演出家 斉藤典子