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斉藤典子

魅力の総合演出家ビジュアルブランディングプロデューサー

斉藤典子(さいとうのりこ) / イメージコンサルタント

Atelier Lumiere

コラム

自分の商品を必要としてくれるお客様を迷子にさせないための服

2016年8月2日

テーマ:印象・イメージについて

コラムカテゴリ:ビジネス

ファッションを誰かの意見を聞くって、
なかなか勇気のいることだったりしま・・すよね?
私のところに個人のコンサルティングにいらっしゃるお客様も
お一人でくるのが緊張するからと
ご紹介者の方とご一緒にいらっしゃる方も時々いらっしゃいます。
また、アトリエのドアを開けてくださってから
「申し込みしたけど今日までずっとドキドキしてました〜」とか
「私が申し込みしてもいいのかな」とか
「今日だって何着て行こうか考えてしまいました・・」とか(笑)
長いことこの仕事をしていますが、そんなお客様のお声、
昔も今も、変わりません。

外見を誰かに指摘をしてもらうって、
自分がそんな仕事をしていますが私だったら緊張しますもの(笑)。




新しい自分発見のために


そう。指摘をされるって考えると緊張しますよね。
でも「新しい自分発見」って考えたら、少しワクワクしませんか?

そもそも魅力って、その人が持っているもの。
「私なんてなんにもないですよ><」と言われる方もいらっしゃいますが、
それはある一方向からしか自分のことを見ていないから、ですかね。



新聞

長所と短所、どっちが書きやすいですか?

ワークをやっていただいても、
大抵の方は、短所のほうが書きやすくたくさん書けるみたいです。
長所が書けないのがダメなわけでも
短所がたくさん書き出せるのがダメなわけでも、ないんです。


自分のことをほめるって、謙虚な日本人はとても苦手なことだし
成長意欲が高い人ほど「まだまだ、もっと成長したい」って思うと
現状満足していないので長所を書けない・書かない人も多いですね。

そして短所ばかりが書き出せるというのもダメなわけではないんですよ。
ただ「あたしってこんなにダメなんだ〜・・」ってダメさ加減を確認するためには(笑)
書かないほうがいいかも、ですね。
短所は、それがあって「わたしの個性」。
短所がその人の味みたいなものにもなると、私は思っています。
だって、全てが完璧すぎるとどこか人間ばなれして感じませんか?

ただ短所があるということは、長所は必ずある、ということ。
例えば、何人か集まっている場所で周りを見渡すと、
一人一人の個性の違いってありますよね?
例えばみんな「優しい人」というフレーズをつけたとしても、
何かが違いますよね。きっとそおフレーズの前にもう一言、二言付け加えると
なんとなくその人を表すフレーズになったりしませんか?

 
 

自分という人を言葉だけで理解してもらうのって、案外時間かかります


人の個性って、わかりやすく言うと
例えが微妙かもしれませんが、食べ物の原材料名と同じだと思っています。
いろんな要素が集まって「私」を作っている。
「私」という個性が出来上がっているものかと。
ただどこの原材料が多いかは人それぞれだし、
その多い部分が印象として先に人に伝わりやすい部分だと思います。

またその原材料の多い部分を印象として誰かに伝わるようにすると、
「わたし」という人が、相手に伝わりやすくなります。
伝わると、コミュニケーションの深さがどんどん深くなる。


仕事での成功も、
いかに自分の商品を信頼してもらうかは「その人の人となり」が大きく関係してきます。
何度も何度も時間を重ねながら、私という人を理解してもらって、・・・・っていうほど
ビジネスの場面では、みなさんヒマじゃない(笑)!


新しい商品が出ると、スーパーとかだと必ずその商品にPOPってつきますよね。
「新発売 豆乳いり」とか
「これまでにない新食感」とか(笑)。

何がこの商品の特徴かが一目瞭然にわかるようなフレーズとパッケージを加えて。




空ハート

お客様を迷子にさせないための装い


商品もサービスもたくさん溢れている現代に
一瞬の、短い時間の中で、
「この人と仕事をしたい」「この人なら悩みを解決してくれるだろう」
「この人のサービスを受けたい」と思ってもらうためには
「私が何者か」「どんな人なのか」がひと肌感覚でわかりやすいと
安心して商品・サービスを選べますよね。

そのためには、自分の長所に目を向けること。
短所しかないと言い切っている人から、
「私」を満足させてくれるいい商品・サービスって出てこなさそうじゃないですか?
「おっちょこちょいなところもあるけど、◯◯に関してはまかせて」と
短所があるなら長所も一緒に、
そして商品・サービスの良さ以外のことも伝わるといいですね。

装い方は、大切なお客様に、自分があなたをどう扱っているか、も伝わってしまう



今の時代、同じ商品やサービスは・・・溢れるほどある時代。
選ばれるには、その商品・サービスを「誰から買うか」

この選択肢は、買う側の自由だからこそ、
「あなたは誰?」
それが漂ってくるのが、装い方。
その選び方に「私」という人が現れるんです。


例えば、シャツのシワってだらしなく見えますよね。
だからシャツはアイロンかけよう〜!ってマナーではよく言われるけど・・・
印象的には、
もちろんアイロンかけていないだらしない人、と自分が思われやすいということもあるけど、
「今日会う私をその程度のプライオリティと考えていたのね・・」という
自分に対しての相手のココロを感じてしまうもの、でもあるんですよね。
お客様を大切にしていない、そんな思いが伝わってしまうんです。

これって、本来その時にしたかったその人とのコミュニケーションの質を・・・
下げてしまっていませんか?



◯◯な△△、××さんに。


起業家の方が外見を、装い方を気にされるようになってきた昨今。
「きちんとスーツ(仕事に合わせた装い)を着る」
これを意識しているだけだと、残念ながらリクルートスーツと同じ見え方になります。
リクルートスーツの人って、なぜだか街中でわかりますよね?
「きちんとしている感」があって。
そもそも、選んだ時に「きちんとしよう」と選んでいるから「きちんと感」が
出ていることに間違ってはいないのですが、
それだけでお客様に選んでもらうために自分という人を伝えるには、
もったいなくないですか?

 
また、
「きれいに撮れたプロフィール写真を用意する」ということはもちろんですが、
そこに「あなた」や「あなたのココロ」が漂っていますか?

装い方や写真を整えることは、
自分のためでもありますが、
お仕事をされている方は、
あなたに出会いたい人を迷子にさせない方法でもあります。

人が集まった場面でただ「優しい」というフレーズが同じではなかったように
自分の同業他社(他者)の方々と並んだときに(写真でも実物でも)
+私がどんな人であるかが漂ったとき、
サービスを受ける側は安心して「あなた」を選択することができてて価値を感じてくれる。


装い方を整えることは、仕事の価値を変えること。
またお客様に対しての最高のサービスを提供することに直結するもの、なんです。



明日の装いは、何にしましょうか?


斉藤




魅力の総合演出家  斉藤 典子




    

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