受け入れる
幼年クラスの指導で心掛けている事は、稽古の中で「自信」と「自己肯定感」を持ってもらう事です。
稽古を見て頂いている保護者の方はわかると思いますが、基本的に叱ったり、怒ったりする事は有りません。
また、注意したとしても、直った瞬間に「できるじゃない!素晴らしい!」と誉める様にしています。
稽古の中で小さな成功体験を重ねて(自分が見つけて)子供達に自信を持って欲しいと思います。
稽古の中で、発表したり、前に出て見本を見せたり、質問に応えてもらったり、号令を掛けてもらったり、子どもたちに様々な機会を与えます。
そして、発表して間違えても、手をあげて発表した事を誉めます。人前で発表するのは勇気がいる事ですから。
前に出て号令をかけて、途中数を飛ばしたとしても、そこは気にしません。大きな声で堂々と発表てきた事が大切なのです。
大人の視点がネガティブだと、子供達は自信を無くしてしまいます。
幼年クラスの保護者の皆さんには、是非とも他の子と比べたり、出来ないところに目を向けるのではなく、出来たところ、頑張っているところを見て、ネガティヴな言葉ではなく、プラスの言葉をかけて欲しいと思います。
ただ、少年部になると、自分も雷を落とす時があります。
それはできるのにやらない時。
全力を出さない時です。
自分はよく「才能の出し惜しみ」と言ったりします。
大きな声がだせるのに、出さない。
思い切り技を出せるのに、出さない。
それは、もったいない事ですからね。