黒帯誕生!「継続は力なり」~12月1日(日)城西世田谷東支部昇級審査

田口恭一

田口恭一

テーマ:審査





左から受審した、加藤1級、紺野1級、多田1級

12月1日(日)三軒茶屋道場にて、冬期昇段審査を実施しました。

受審者は、

紺野祥久1級(三軒茶屋)
多田将太朗 1級(東大和)
加藤優果(狛江)

の3名。

審査は

①筆記 ②体力審査(ボール蹴り。逆立ち歩行。棒飛び。拳立て。柔軟性。)③基本技。④移動技。⑤型。⑥連続組手。

の順で行われました。

当支部では、体力審査で一定のポイントをクリアしないと、実技審査には移れないシステムですが、今回の3名はきっちりと仕上げてきました。特に高校生の多田1級は、ほとんどの項目を満点でクリアし会場から拍手が沸き起こりました。

基本技、移動技、型では、要所要所に、

「裏拳回し打ちのポイントを初心者に伝える様に説明してください。」
「平安Ⅱの①~②号令の動作の分解を説明して下さい。」

等と質問が入り、非常に緊張感の高いものとなりました。

連続10人組手では、女子中学生の加藤1級は、溝畑初段や佐藤初段等、当支部の精鋭女子選手を相手に、高校生の多田1級は、上段蹴りで技ありを奪う等迫力のある組手で、紺野1級は前半は間合いを上手く操作し、後半苦しみながらも、3名とも見事10人を達成しました。

加藤1級、多田1級は小学生低学年から稽古を続け、紺野1級は茶帯を締めてから約20年経ての挑戦。

加藤1級も多田1級も小学校の頃は体が小さく、試合に出てもなかなか結果出ませんでした。

加藤さんは、高学年になり頭角を現し、国際大会で準優勝するまでに実力を伸ばしました。

多田君は高校生になってから、結果が出る様になりました。
先日開催された、城西カップでは、国際大会で活躍する黒帯選手を破り見事優勝しました。

皆、最初から強かった訳では無く、継続して稽古し続けた成果が見事花開きました。

そして、紺野1級。

彼は、高校生で入門して、茶帯を20年近く締めていました。
組手では、静岡大会で入賞したり結果は出ていたのですが、基本・移動・型が苦手で、彼自身その稽古を避けていた様子も見受けられました。

ところが5年ほど前から、真剣に空手と向き合う様になり、基本技を一から見直す稽古を始めました。
彼の自宅は神奈川県。
1時間の時間をかけて、三軒茶屋道場、狛江道場に定期的に通い、稽古を重ねました。


彼の技の技には相当悪い癖がついてしまい、なかなかその癖をとるのは大変だったと思います。
しかしながら、しっかりと苦手な部分を認め、根気強く動きを修正する作業をコツコツと積み重ねました。

指導にあたった加藤師範代も、そんな彼に5年間付き合い、厳しく、愛情をもって指導しました、

その甲斐があり、審査では以前とは見違えるほどの技を見せてくれました。

今回の審査では、継続する大切さを学ぶ事が出来ました。
素晴らしい昇段審査だったと思います。

城西世田谷東支部が求める黒帯像。

①組手が強い。
②技が上手い。
③社会性がある。

体現するために、黒帯をスタートラインに、これからも稽古に励んで欲しいと思います。



国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部(三軒茶屋・三宿・二子玉川・成城学園・狛江・祖師谷・田無・昭島・東大和)
支部長 田口恭一

城西世田谷東支部の各道場では仲間を募集しています。
4歳~60歳を超える方が元気に稽古をしています。
見学自由。
初心者歓迎。
各道場豊富なクラスを用意しています。


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※極真会館HPに、当支部境さん(67歳)の紹介記事が掲載されました。ご一読下さい。

http://www.kyokushinkaikan.org/ja/info/2013/10/22/%E5%A2%83-%E6%95%8F%E6%98%AD%E3%81%95%E3%82%93%EF%BC%8867%E6%AD%B3%EF%BC%89/

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田口恭一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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