竹の節のように
特に運動神経が良かったわけではないし、体格も大きかったわけでもない。
そんな自分がこうして極真空手の道場で黒帯を締め、支部の「長」として活動している事がたまに不思議に思う事があります。
自分は沢山の選手を見てきましたし、当支部からも何人ものチャンピオンが出ていますが、そのすべての選手に才能やセンスがあったわけではありません。
強くなり、試合で活躍する人はどんな人だったのでしょう?
1、コツコツと稽古を積み重ねる事ができる人。
2、どんな状況でも前向きになれる人。
こんな人がやはり、大会等で結果を残しています。
第15回全日本ウエイト制大会中量級で優勝した荒井君(現狛江道場分支部長)もその一人でした。
北海道から極真空手で強くなろうと上京し、城西支部三軒茶屋道場(当時)に入門。
線が細く、パワーもなかった彼は、移籍当初、関東大会初級の部で入賞するも、その後、数年間、なかなか結果が出ませんでした。
稽古中に、先輩や後輩に倒される事もありました。
おそらく、途中でやめようと思った事もあったと思います。
しかし、そんな彼は、毎朝道場に来て、2時間~3時間気合いを入れながらサンドバックを叩き続けていました。
勿論、当時、火曜日と土曜日に行われていた選手稽古(帯研)はめったなことで休みませんでした。
彼が、その年の中量級チャンピオンになると予想した人はほとんどいなかったのではないでしょうか?
彼の、前向きなあきらめない努力が全日本ウエイト制大会中量級優勝の結果を導いたのでしょう。
第2回全世界ウエイト制軽量級で3位に入賞した八木沼君(現横浜北支部)は、世界ウエイト制大会に出場が決まった時、靭帯を損傷し、松葉杖無しでは歩けない状態でした。自分は、選手生命に関わるし欠場を促しました。
しかしながらそんな状況でも、彼は出場を決め、そして、当時優勝候補筆頭であった、ピーター・ザヴィッキー選手を破り見事3位に入賞しました。優勝した田ヶ原選手が、「軽量級の日本優勝は八木沼選手のおかげ」と言うほどの活躍でした。
普通なら、自らの負けを怪我のせいにするところを、彼は怪我の中で前向きに試合に臨んだからこそ結果が出たのだと思います。
それは、今年の極真祭における、加藤師範代もそうでした。試合1週間位前まで八木沼君同様、靭帯を損傷し松葉杖なしでは歩けない状況で、壮年全日本で準優勝しました。怪我を理由にしないばかりか、本気で優勝出来なかった事を悔しがっていました。
(怪我をしての試合出場を勧めているわけではありません。ちょっとした怪我を理由に稽古を休むのではなく、できる事をやろうとする人、道場にこれなくても家で前向きにできる事をする人、無理をせずに前向きに取り組む人が長続きし、結果も残しているようです。)
怪我だけではなく、試合に負けても、あきらめずに、腐らずに稽古を続けられる人。
道場で先輩に組手で倒されても、必ず稽古に参加する人。
強くなるために、何時間もかけて三軒茶屋道場の選手稽古(帯研)に参加した人。
そして、道場が好きな人。
試合で何らかの結果を残した人たちはそんな人たちです。
決して、組手のセンスがあったわけでもなく、体格に恵まれていたわけでもなく、特別運動神経が良いわけでもなく、万全の状態で試合に臨んだわけでもありません。
前向きに、あきらめずにコツコツと努力を続けられる人。
自分を信じて試合に出場した人。
そんな人が強くなり、目標を達成できる。
それが、極真空手の魅力だと思います。
前向きに継続して稽古し続ける人。そんな人が強くなるのが極真空手です。
国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部(三軒茶屋・三宿・二子玉川・成城学園・狛江・祖師谷・田無・昭島・東大和)
支部長 田口恭一
城西世田谷東支部の各道場では仲間を募集しています。
4歳~60歳を超える方が元気に稽古をしています。
見学自由。
初心者歓迎。
各道場豊富なクラスを用意しています。
HP&blog :http://setahiga.com/
twitter :http://twitter.com/kyoichi_taguchi
facebook :http://www.facebook.com/(田口恭一で検索)
■保護者の方が保護者の目線で書かれた、当道場の稽古の様子です。
http://mbp-japan.com/tokyo/kyokushin/column/13972/
■国際空手道連盟極真会館は、国内外に多数の道場を持つ、名実ともに最大規模の空手組織です。
現在、直接打撃制のルールで試合を行う空手組織は多数ありますが、直接打撃制の空手を作り上げたのが、創始者 大山倍達総裁です。
極真会館ホームページはこちら
http://www.kyokushinkaikan.org/ja/index.html
※ご注意
最近、極真空手を中途半端に修行し、空手道場を運営している者がいるようです。
空手道場に入門する際は、その指導者、責任者がどこで空手を修行し、誰から黒帯の認定を受けたか、破門や除名処分を受けていないか等を確認してから入門することをお勧めします。
■当城西世田谷東支部は三軒茶屋道場を本部とし、狛江、祖師谷大蔵、成城学園前、二子玉川、三宿、田無、東大和、昭島で活動しています。
当支部に入会すると、支部内の各道場で自由に稽古ができます。
■国際空手道連盟極真会館城西世田谷東支部道場所在地
●三軒茶屋(城西世田谷東支部本部道場)
東京都世田谷区上馬1-32-10 ハイツ三軒茶屋1F
TEL 03-3422-6653 FAX 03-5431-5362
http://setahiga.com/
●狛江道場
東京都狛江市東和泉1-4-14越後屋ビル1F
TEL 03-5761-3386 http://k3d.setahiga.com/
●成城道場
東京都世田谷区成城2-33-15 レイモンドハウス4F
TEL 03-5761-3386 http://k3d.setahiga.com/
●昭島道場
東京都昭島市昭和町2-2-15 タウンベルハイツ2F
TEL 042-543-9868
http://akishima.setahiga.com/
●田無道場
東京都西東京市田無町2-14-10 本町パレス204
TEL 0424-66-6557 http://tanashi.setahiga.com
●東大和道場
東京都小平市小川町1-404-2 宮寺ビルB1
TEL 042-313-9787(14:00以降)
http://higashiyamato.setahiga.com/
●三宿教室
東京都世田谷区三宿2-27−6(三宿神社社務所2階)
TEL 03-3422-6653(三軒茶屋道場)
●二子玉川道場
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TEL 03-3422-6653(城西世田谷東支部事務局)
●祖師谷道場
東京都世田谷区砧3-5-9 コードヴェール2F
TEL 03-5727-0715
http://www.kyokushin-soshigaya.com/