言霊

田口恭一

田口恭一

 数年前、入門が同期のOさんと食事をしたときに、

「田口さん、白帯の頃言っていた通りになりましたね」

と、言われました?

自分は何の事かわからず、

「え?何の事ですか?」

と返事。


「田口さん、白帯の時、自分の道場を持つって言っていたじゃないですか?」


「全く記憶がないんですけど・・・(苦笑)」

 
 自分は大学に入学してから空手を始めました。

 文学部、国文学科。

 大学は、教職課程を選択していたので、なんとなく教師になるつもりでいました。

 その当時、真剣に道場を持つなんて考えてもいなかったと思います。

 その当時は、空手にのめりこんでもいなかったし、組手も強くなかったし、色帯になって試合に出てもいつも1回戦負けでしたし・・・

 
 ただ、よくよく話を聞いてみると、そんなことを言った記憶が蘇りました。


 何気なく言い放った言葉の通りに、今自分が、空手の道場を持ち、支部長として活動をしている不思議。

 自分が白帯や色帯の時に、一緒に稽古していた仲間は、自分が道場主になっていると知ったらたまげると思います。

 これは、偶然かも知れませんが、言霊ってあるのかも知れません。

 何気ない言葉って、実は重いのかも知れません。

 常に、前向きで、良い言葉を使いたいですね。




 国際空手道連盟極真会館
 城西世田谷東支部
 支部長 田口恭一

 HP&blog :http://setahiga.com/
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