奉仕活動

田口恭一

田口恭一



 三軒茶屋道場では、毎月一回、子供たちと商店街を清掃する奉仕活動を行っています。

 以前から、道場の中で「挨拶をしっかりする」「相手の気持ちになる」「整理整頓する」等を指導していていましたが、ある時、子供たちが、道場の中で指導員や先輩に「押忍!」としっかり挨拶ができているのですが、外で待っている保護者の皆さんには、挨拶をしていないことに気がつきました。

 道場の指導が、道場内で完結してしまっている。それでは、全く意味がないと感じました。

 そこで、「道場内にいる人はもちろん、外で待っているお父さん、お母さん、道場に荷物を届けに来てくれた宅配便の方、すべて道場の関係者なのだから、挨拶をしっかりしよう。」と、話をしました。

 保護者の皆さんにも協力をいただき、保護者の方からも子供たちにあいさつをしていただくようにしたら、子供たちの意識も変わって、以前よりも挨拶ができるようになりました。

 そして一歩進んで、道場活動をさせていただいている、地域の為にも、子供達の教育の為にも、清掃活動をしていこうと、昨年より、商店街の清掃活動を始めました。

 清掃活動を始めると、たばこや、お菓子の空き袋などが沢山落ちているのが目につきました。子供たち同士で「大人になったらたばこは吸わない」「ごみは絶対捨てない」等話したりして、普段気にしていないけれど、ゴミがどれだけ捨てられているか実感した様です。

 また、清掃活動しながら、通り過ぎる人たちにも挨拶をするように話をしました。

 「こんにちは!」とあいさつをすると、見知らぬ人でも「こんにちは!」「御苦労さま!」「ありがとう」と返事をしてくれます。

 挨拶の気持ちよさ、すがすがしさを、少しでも実感してもらえたら良いなと思っています。

 当城西世田谷東支部の活動目的の一つに、地域に貢献していくということがあります。

 こういう活動は継続していくい事が大切です。

 継続する中で、道場の子供たちが、空手の技だけでなく、道場で学んだ礼儀等を道場の外で実践することで、本当の意味での社会性を身につけて欲しいと思います。

 次回の奉仕活動は、17日(日)です。今回は、大山総裁の17回忌で、三峰神社に行くので参加できませんが、子供たちはしっかりと清掃活動をしてくれることと思います。



国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部
支部長 田口恭一

HP&blog :http://setahiga.com/





リンクをコピーしました

田口恭一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

“心”と“身”を育む空手指導者

田口恭一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼