孝を原点として、他を益する

田口恭一

田口恭一


東北関東大地震が起きてから、既に2週間以上が経ちました。

いまだ、続く余震、放射能の問題等、社会情勢はまだまだ不安定です。

被災地では、いまだライフラインが復旧せず、物資も行き届いていないところもあると聞きます。

予定されていた、西東京都大会や全国青少年大会も、中止、延期となり、大会を目標にしてきた選手達は、稽古の成果を表現する機会を失い、モチベーションが落ちている人も中にはいるかも知れません。

しかし、いつまでもこの状況が続くわけではありません。

そして、この状況から早く脱する為にも、被災地への支援、景気の回復、電力の節約等、一人一人が協力して、行動をしなくてはいけないと思います。

選手たちは、試合がいつ行われても戦えるように、常に刃を磨いておかなくてはいけません。

そして、普通に道場に来て稽古ができること、仲間と汗を流せること、そういった、当たり前のことができることに感謝をしながら、毎瞬毎瞬を全力で稽古をして欲しいです。



当支部では、先日の茨城に続き、東北の被災支部へ送る救援物資を募集しています。

道場生の皆さま、保護者の皆さまから、依頼した、乾電池、懐中電灯、衣料品・・・多数の物資が届いています。

また、少年部の子供が、大切な貯金箱を持ってきて、東北の人たちにと、そのまま全部募金箱に入れてくれたりしています。


極真会館の理念でもある、

「孝を原点として、他を益する」

という精神。


他人の幸せを考える。

他人の為に行動する。

そんな場面が身近で何度も目にしています。


本当にありがたい事です。


皆さまからお預かりした物資は、道場購入分と合わせて、盛岡道場に発送させていただきます。

皆さまのご理解、ご協力、心より感謝申し上げます。


国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部
支部長 田口恭一

HP&blog :http://setahiga.com/


















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