4歳で習い事を始めるときの注意点

昌原貴弘

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テーマ:小学校受験につながる習い事


「まだまだ遊びたい盛りなのに、習い事に行かせてしまっていいものか」と考える保護者もいると思います。お友だちの中には、早いうちから2つ3つと掛け持ちをして遊ぶひまがない子もいるので、習い事を始めさせる時期には慎重になってしまいます。

子どもの本業は遊ぶことですが、習い事は、ただ自己流に楽しむだけでなく、目的に向かって努力することを学んだり、何かを成し遂げた達成感を得られたりします。子ども本人が好きで始める習い事であれば、2つ3つの掛け持ちでも喜んで続けるでしょう。

習い事をさせたい親心としては、あれもこれもとつい欲張ってしまいますが、大切なのは本人の気持ちです。よく話し合って、本人の「やりたい」という気持ちを確認しましょう。気になる教室があったら、どこの教室でも1日体験できるので、とりあえず行ってみることをおすすめします。

せっかく自分から「やりたい」と言ったのに、すぐ「行きたくない」と言い出す子もいます。そのときは、「自分で行きたいと言ったんだから行きなさい」と言い聞かせるのではなく、なぜ「行きたくない」のか理由を聞いて子どもの言い分を確認してみましょう。

本当はやりたくないのに、親の気持ちをくんで無理に「やりたい」と言ったのかもしれません。教室の先生やお友だちと合わないのかもしれません。教室で習ったことが思うようにできなくて落ちこぼれてしまったのかもしれません。

子どもなりに遠慮があったり、プライドがあったりしてなかなか本音を言わないかもしれませんが、きちんと子どもと向き合って話を聞いて、その態度や表情から本当の気持ちを理解してあげましょう。その上で、してあげられることを一緒に考えましょう。

話ができたことだけで気持ちがすっきりして、また通い始められることもあります。モヤモヤした気持ちが晴れないときは、ちょっと休んでみるのも方法です。どうしても「行きたくない、やりたくない」気持ちがあるのなら、教室側に相談してみましょう。

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昌原貴弘
専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

最先端の指導教材ICT教育を活用し、先進的な教育指導法を提案する小学校受験教室。代表自身が出版社で培った経験とデータをもとに父母へ受験情報を発信。時代と共に変わる小学校受験の指導教材も開発している。

昌原貴弘プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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