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コラム
小学校受験の塗り絵が上達する方法 その2
2022年5月13日
お絵描きや塗りが好きで得意な子もいれば、苦手であまり好きではない子もいます。塗り絵が苦手な子が、上手にできるようになるには、どのように練習すればいいのでしょうか。小学校受験に有効な、塗り絵の練習方法をお伝えします。
【はがきサイズの上にたくさん書いて練習する】
ある子どもは、塗り絵が苦手から好きに変わりました。その家庭では、はがきサイズの紙で塗り絵を練習したそうです。小さな紙ならすぐに塗り終わります。出来上がった塗り絵は壁に貼っていき、子どもも塗り絵が増えることを楽しみにしながら練習したといいます。
・短時間で終わるので苦になりにくい。
・飾ることで、子どもが誇らしく思い自信を持つ
練習するたび飾ってある塗り絵が増えるので、コレクションをしているような楽しさがあり、とてもよい練習例だと言えるでしょう。
【濃い目に塗る練習を忘れない】
ある小学校受験の塗り絵では「海をできるだけ濃い色で、青く塗ってください」という課題が出されました。海にある「水以外の部分」にはみ出さないようにしながら、濃い色で均一に塗らなくてはいけません。お絵描きや塗り絵に慣れてきた子ども(特に女の子)は、薄い色で塗った方がきれいだと考える傾向があります。塗り絵はとても上手だけれど、どんな塗り絵も全部薄い色になってしまうことがあるのです。そうすると濃い色を塗ることに慣れていないため、このような「濃い色で塗ってください」という問題に上手に対応できません。
指先と腕に、ある程度の筋肉がついていなければ、濃い色で広い面を塗ることができません。子どもがいつも薄い色で塗っていることに気づいたら、「この部分とこの部分は濃い色で塗ってみようか」「今日は全部を濃い色で塗ってみよう」と提案し、薄くも濃くも、自在に塗り分けられるように促してあげましょう。
それでも仕上がりが薄いようなら、重ねて塗る方法を教えてあげたり、「このくらい濃く塗れるかな?」とお手本を見せてあげたりするとよいでしょう。
小学校受験の課題はすべて時間制限があり、指定時間内に終わらせることが求められます。上手に塗ることも大切ですが、手早く塗ることも同じくらい重要です。子どもが塗り絵に慣れ、楽しめるようになってきたら、「早く塗る」ことにも目を向けながら指導しましょう。
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