知育を始める時期

昌原貴弘

昌原貴弘

テーマ:小学校受験につながる知育

幼児期に知育を実践すると、その後の人生に良い影響を及ぼすことが証明されています。知育を始める最適な時期に科学的な調査結果はありませんが、人間の脳が3歳までに約80%形作られることを考えると0歳から始めるのがよいでしょう。子どもは月齢によって発達が異なります。また、個々人によっても発達に差があります。知育を行う上で大切なのは年齢に関わらず、子どもの発達に合った玩具や教材、環境を用意してあげることです。
知育を始める時期

知育を始める最適な時期

知育とは知的な能力を育てる教育のことで、知的な能力全般を育てることを「知育」と呼びます。読み書きや計算などテストで測れる力だけでなく、感情や心の働きに関する力も含まれます。知育を行うには知育玩具や教材を与える方法や、園や幼児教室を利用する方法、お手伝いなど家庭の生活の中で行う方法がありますが、知育を行うことの効果はあるのでしょうか。

幼児期の教育効果で有名な研究「ペリー就学前プロジェクト」というものがあります。これは、ノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授が行った研究です。この研究は、123人の子どもを「就学前教育を施す子ども」と「施さない子ども」の2つのグループに分けて行われ、子どもたちが40歳になるまで続けて観察されました。就学前教育では、毎日2時間幼児教室に通い、週に1回90分家庭教師の指導が行われましたが、14歳時点での基礎学力、高校卒業率、40歳になった時点での月収や持ち家率などは、いずれも教育を受けた子のほうが優れているという結果が出ました。この結果からも、幼児期から知的な能力を育てる知育を実施したほうが良いことがわかります。

◆次回◆何歳から知育を始めるか

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

昌原貴弘
専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

最先端の指導教材ICT教育を活用し、先進的な教育指導法を提案する小学校受験教室。代表自身が出版社で培った経験とデータをもとに父母へ受験情報を発信。時代と共に変わる小学校受験の指導教材も開発している。

昌原貴弘プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ICTを活用した小学校受験指導や最新の受験情報を発信

昌原貴弘プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼