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コラム
小学校受験における親の関わり方
2019年8月28日
小学校受験は親の日常生活と価値観が見られる試験のため「親の受験」と称されます。そのため、親御さんはお子さんに勉強しなさいと促すだけではなく、同じ目標に対して後方から支え応援するスタンスでいるのが大切です。具体的にできるサポートは、生活習慣と食事の管理です。生活習慣を整え、栄養のある食事を摂ることで効率的に勉強ができます。
小学校受験が親の受験と言われる理由
受験する小学校の情報収集から、学校説明会・公開行事への参加、願書提出と面接など、親がやるべきことは多く、その頑張りが子どもの合否に影響していることは確実です。ただ、親の受験と言われる理由はそれだけではなく、小学校受験独自の試験内容にあります。
小学校受験は、高校や大学受験と異なり、お子さんの学力よりも本人の資質・家庭環境が重視されます。資質は「行動観察」という試験で、周りの子どもたちと協働して作業・生活ができるかを見られ、家庭環境は親御さんとの「面談」によって、家庭の教育方針と学校の方針が合っているかを見られます。行動観察における振る舞いは一朝一夕に身につくものではありません。受験当日、当の本人は周りの子どもたちと遊んでいるうちに試験であることを忘れてしまい、素の行動が出てしまいます。日常生活の子どもへの躾や、親が普段どのように子どもと接しているかが如実に表れる試験なのです。そういった意味で、保護者の日常生活が見られていると言ってもいいでしょう。
面接では、家庭ならではのルールや教育方針を聞かれることが多いです。我が子にどう育ってもらいたいのか、なぜ小学校受験をしてこの小学校に入りたいのか、子育てや子どもに対する親の価値観が問われます。親の日常生活と、親の価値観を見られる試験、それが小学校受験は親の受験と言われる理由なのです。
◆次回◆「勉強しなさい!」は伸びない声掛け
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