小学校受験を目指す家庭の親の年収
共働きを応援する学校も増えてきている
「私立・国立小学校に入るなら専業主婦が当たり前」という以前の風潮は薄れつつあり、時代の流れに応じて共働き家庭を応援するために学童保育が併設されたり、放課後の課外活動が行われたりするようになってきました。最長20時までの預かり保育が平日のみならず長期休暇中も行われている文教大学付属小学校。桐蔭学園小学部では「英語」「アート」「しょうぎ」「そろばん」「手芸」「走り方」「体操」「茶道」「料理」など、様々なアフタースクールが開設されています。慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、青山学院初等部など、学童保育が併設されていない小学校もたくさんありますが、学童保育の併設は小学校側としても大きな課題であり、年々増加の傾向にあることは確かです。
学校に併設されていない場合は民間の学童保育サービスの利用も
学童保育が併設されていない場合は、民間の学童保育サービスを利用するのが今も昔も一般的です。地元の学童保育に預けるという手もありますが、私立小学校の近くには学童保育所が設置されているケースが多いので、勤務地や小学校の住所から考えて便利な場所を選ぶとよいでしょう。仮に、在住地がさいたま市で勤務地も小学校も豊島区にあるのであれば学校近くの学童保育を、在住地が川崎市・小学校が横浜市・勤務地が目黒区というケースであればご近所の学童保育を選択するといった具合にすると、移動時間が節約できます。
場所以外の選択基準としては、付加価値・費用などがあります。例えば学童保育事業大手のキッズデュオは英語教育に力を入れており、東急グループが運営するキッズベースキャンプは多彩なプログラムを用意しています。費用面で学童保育にまであまりお金をかけられない場合は、地元の通常の学童保育を利用するという選択肢を取るのも一つです。
◆次回◆共働き家庭は効率的に受験対策を進める傾向に