筑波大学附属小学校受験対策【⑥第2次選考の試験教室入室までの流れ】
東京農業大学稲花小学校の試験時間
2019年度入試の考査日程は、前期日程(11月1日~3日まで)、後期日程(11月10日~12日)の計6日間実施されました。前期・後期は選択制で、小学校側も伝えている通り優劣はとくにありません。当スクールの合格者5名中3名は後期日程で合格を果たしており、学校説明会に全日程参加されたわけではありませんでした。「フェアな入試に」と常々、校長先生がお話されているように、家庭や他の小学校との併願の可能性をよく考慮して試験日程を選択されれば良いと思います。
試験時間については、6日間の全日程共通で6つの時間帯のいずれかに振り分けられます。最も早い時間帯が8時30分集合、以降1時間おきに、9時30分集合、10時30分集合。お昼休みを挟んで、12時30分集合、13時30分集合、最終が14時30分集合となります。ひとつの時間帯に集まる受験者の人数は最大24名。最も遅い14時30分集合の回のみ、24名以下の人数で成立することもありました。試験時間は受験グループによって若干の違いはあるものの、移動や説明を含めて約2時間程度となります。試験開始直前の父母向けのアナウンスでは、ペーパー40分、行動観察・体操考査も40分でおこなうと説明がありました。
控室での過ごし方
次に試験中の父母の流れです。集合時刻に父母向けのアナウンスがあり、最初にペーパーテストをおこなうとの説明があります。事前にトイレを済ませておくようにと繰り返し案内がありました。続いて、受験番号順に呼び出しがあり、該当番号の親子は荷物をすべて持って受付まで進みます。受付で受験票を提出し、引き換えに受験生が首から下げる番号札を受け取ります。その後、廊下に並ぶ番号札と同じ番号の座席にて待機します。座席には父母が座り、受験生はそのすぐ横で立って待つように指示があります。
しばらくして、合図とともに試験教室への誘導が始まります。受験生に番号札を首から掛けさせ、持参した水筒を持たせて、このタイミングで親子が分離します。保護者は廊下椅子に着席して待つよう説明がありますが、程なくして保護者控室(地下1階の交流室)への誘導がありました。保護者控室でのルールは、特筆するものこそありませんが、多くの方がその場で静かに過ごしていました。約2時間後、保護者控室前の廊下へ誘導が始まり、受験生が戻って来ました。速やかに退室するように指示があり、解散という流れです。
保護者控室や受験生と僅かな時間過ごす廊下座席での立ち振る舞いは、とくにチェックされている印象は無かったようです。時折、先生が登場しますが、所持物もとくに無く、番号札の装備も父母が手伝ってあげてくださいとの指示がありました。
◆次回◆東京農業大学稲花小学校のペーパー考査