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川口博正プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

スポーツでピーキングを合わせる難しさ

川口博正

川口博正

私が陸上競技の指導者を目指すようになったのは足を速くさせることに自信があったからなのですが、最初にぶつかった壁がピーキングでした。
ただ単に足を速くさせるということは、確かに自分が思っていたように最初から順調でしたが、試合にピッタリと調子を合わせていくということは自分が現役時代にも悩んでいたことだったので、やはり難しいものでした。
しかし、初めて全国大会進出を決めた2003年頃には何となく感覚がつかめるようになり、それからは成功する確率を上げていくことを目指して、更に良い調整方法を模索しながらの指導をしてきました。
そして、今までの指導経験の中でも昨年の12月に行われた小学生駅伝に向けての調整では、感じたことの無い感覚が自分の中にあり、順調過ぎて怖いくらいでした。
毎年誰かがブレーキになりレギュラー全員が本番に調子を合わせることができなかったのですが、練習の段階から全員の調子を手に取るようにコントロール出来て、そのままの感覚で本番を迎えられたことが今年の優勝に繋がったのではないかと思います。
上位3チームのどこが勝ってもおかしくなかった今回のレースを勝てたことは、指導者として物凄く大きな経験になりました。
全国大会進出メンバー
私の調整方法は長年の指導で培った感覚でしかないため、伝えられるものではなく、経験を積むことで学ぶしかないと思うのですが、練習の組み立てと同じように大切だと思うのが、選手との信頼関係なのかもしれません。
どんなに素晴らしい練習計画を立てたとしても、選手との信頼関係が築けていなければ結果には繋がらないのではないかと感じたのが今回の駅伝でした。
曖昧な表現になるかもしれませんが、私が作る大きな波にみんなが身を任せて乗ってくれていて、波に逆らって勝手に泳ぎ出すような選手がいないような感覚というのが一番正しい表現かもしれません。

選手にとって競技会は普段の練習の成果を発表するお披露目の場なので、最高の結果を出せるように導いてあげたいです。
今回の駅伝のような感覚を毎回得られるとは思っていませんし、今回の方法がベストだとは思っていないので、今後も指導者である限りは最高の調整方法を探し続けていくことになるでしょう。
ピーキングはとても奥が深いです。

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川口博正
専門家

川口博正(陸上コーチ)

KMC陸上クラブ

快適な生活環境に慣れ過ぎてしまい、本来持っていたはずの能力を使い切れていない現代人に対し、改めて効率の良い身体の使い方を学習させることで速く走る感覚を蘇らせます。陸上競技は動作と感覚の修正が大切です!

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