踊りのコツ〜すべて自然体に〜 尾上流
入門者を迎える準備
このたび2名の入門者を迎えることになりました。
最初のお扇子をプレゼントすることになっています。
私はこのお扇子の準備をすることが大好きです。
何色を選ぶかな?と想像したり、
このお扇子で何を踊るかな?
とワクワクが止まらない瞬間です。
日本舞踊を始めて
弟子たちが色々と話してくれます。
日本舞踊を始めて
着物を自分で着ることができて家族が喜んでいる。
自分に自信がつきました。
人生が変わりました。
感謝するようになりました。
大切なものが見つかった時
人は自分にとって大切なものができると、
人に優しくなれると思います。
強くなれると思います。
懐が深くなると感じます。
私がそうでした。
大切なものになるために
私は精一杯お手伝いをさせてもらいます。
まずは着物を自分で着られるようにします。
帯を結べるようにします。
踊りの基本を覚えるよう指導します。
深い息をするように一緒に踊ります。
背中をスーッと伸びるように励まします。
間が合うように何回も音を一緒に聞きます。
自分とは?アイデンティティ
その結果日本舞踊が自分とはということに重なるようになると、
私は嬉しく同士が増えたような気持ちになります。
それぞれの目的
弟子の中には、日本舞踊を習う目的はさまざまです。
着物を着たい。
着こなしたい。
所作を身につけたい。
日本舞踊が好き。
猫背を治したい。
上手くなりたい。
それぞれの目的に合せて、稽古ができます。
日本舞踊を習うこと、身につけることによって、人生が輝くようになることを見守っていきたいと願っています。