勝田無一プロのご紹介
建築家・造園家として住まいの内と外をトータルプロデュース(2/3)
建築の力で生活の中に自然を取り入れたい
建築と造園は別業者に分業されるケースが多いそうですが、家と庭をひとつの空間として捉え、トータルでデザインすることが勝田さんの強みです。
「私たちの先人は田畑を耕すなど、大地とともに生きてきました。そのため、自然ととけ合う生活スタイルが、DNAに刻み込まれていると思うんです。庭で農作業をしながら縁側で休憩を取るなど内と外がつながり、物理的にも心情的にも豊かな空間づくりをしてきました。昔から“夢の庭付き一戸建て”と言われるのもそのためでしょう。しかし現代の住宅事情では、満足のいく庭を確保することは難しい。『自分にできることは何か』ということを考え、植物や造園について独学しました」
柱と梁で構成されていた日本家屋は、部屋の仕切りは障子やふすまで、開口部が大きく家の中や外の景色を見通せる造りでした。しかし、2×4工法が採用されるようになったことで、建物は壁で覆われ、緑との調和が取りづらくなってしまったと勝田さんは指摘します。
「家と外の中間部分を楽しむ生活を、みんな忘れつつありますよね。私は、建築の力で生活の中に自然を取り戻したいと思っています。そのため、依頼主には最初の見積もり段階で、造園に必要な材料費を計上してお見せするようにしています。造園植栽の設計施工についてはサービスで行っていますので、庭をふまえた家づくりについてご相談いただければ」と勝田さん。緑とのレクリエーションを提供したい、その一心が原動力になっているようです。
<次ページへ続く>
勝田無一プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。