マイベストプロ東京
勝田無一

緑と住宅の調和に挑むガーデナー建築家

勝田無一(かつたむいち) / 一級建築士

有限会社 創設計

コラム

■シリーズ/狭小敷地の土地選びのコツ - 2

2010年11月19日

コラムカテゴリ:住宅・建物


南側道路より北側道路!!その2


南面全てがリビングで使える!「北側道路」の敷地。

不動産屋さんは、南側道路の土地を案内して「どうです!このとおり陽当たり抜群ですよ」・・・と南側に接道する敷地の価値を説明します。


確かに更地の土地には陽差しが燦々と差し込んでいます。・・・・だからといって南側一杯に窓が開けるリビングスペースが得られるでしょうか。




北側道路●メリット1/南側の庭先一杯に開くリビングスペースがプランニング可能。


南側道路に接道する敷地では、生活スペースと生活動線が錯綜してしまいます。

せっかく陽当たりの良い南面も、道路から玄関へ続くアプローチを作らねばなりません。また、収納をしっかり確保した玄関や駐車場も作らねばなりません。

結果的に南側に確保したいリビングの南間口の大半を割くことになり、アブローチ側からのプライバシー視線の対策もしなくてはならなくなります。


北側道路敷地の場合は、玄関も駐車場も北側道路面にレイアウトすることになりますので南面の庭先全てが生活スペースとして自由にプランニング出来ることになります。




北側道路●メリット2/廊下等の動線が省スペースとなりシンプルな機能動線のプランニングが可能。

1階も2階も玄関・階段・廊下等動線スペースが北側に集約し易くなりますので北側から南側生活スペースへの合理的な動線プランが可能となります。
省スペースとなった動線スペースにより、生活スペースをより広く確保するプランニングが可能となります。


・・・・この違いは大きいです!!


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どうぞお気軽にご相談下さい。

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