〈医学部生へ〉 つまらない基礎医学の乗り切り方
↑行きつけのもんじゃ焼き屋さんのおっちゃん。アルバイトを募集しているんだそうです。
こんにちは。「先生がやったことのあるアルバイトの中で楽しかったのは何ですか?」と聞かれた橋本です。やっぱり塾が面白かったですね。その時の思いが医学生道場という形になっています。
とある医学部生のご家族さんから、「忙しい医学部生がアルバイトをするのはどうなんでしょうか」という御質問を頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
「仕送りがあるから、別に考えてない」「それよりも勉強する」「医者になってから働くから、今は受験が終わったばかりだし、働くなんてありえない」という人も多いと思います。ここでは、アルバイトをするメリットを挙げていきます。
アルバイト収入が得られる
部活動、サークル、値段の高い参考書や交通費など、医学部生はお金がかかります。なので、アルバイトによる収入は、結構大きいものです。
学校以外に仲間ができる
医学部は本当に辛く狭い世界です。
積極的に外に出ようと思わなければ、そのまま医者になり、外の世界との交流は外来と病棟が多くなります。バイト先では、フリーター、高校生、他の大学生など、多種多様の人が働いています。
そこで働く人との交流を通じて、学校での友人とは違った新しい価値観や考え方を得ることができます。真剣な悩みができた場合にも、違う視点からのアドバイスをもらえることは、とても大きな武器になりますし、何より楽しい思い出になります。
社会に出るまでの準備期間として、身だしなみや挨拶などのマナーや一般常識を教えてもらえるというのも、メリットとして大きいです。それが出来る研修医は、年配の患者さんや看護師さんからモテたりすることもあります。
医学が楽しくなってくる
一つの世界を真剣に見つめようとすると、一つの世界だけにいてはいけない、というのが私の尊敬する人の教えでした。
アルバイトをしていると、「ねえねえ、このブツブツどうしたら治るだろう」「のどが痛いんだけどどうしたらいい?」と、色々な人に相談されます。小さな外来のような様子です。
そして、病院での患者さん達とのやり取りは、そういった素朴な疑問がほとんどです。アルバイトをしていると、そういった質問から知的好奇心がわいてきて、興味で勉強してみたくなることがあります。もし分からなければ「病院に行ったら?」と答えておいて、後で「なんだった?ああ、なるほど。そうだと思った」なんて言いながら経験に変えてしまいましょう。医学が実感に変わってきて、勉強自体が楽しくなったりします。
医者になるんだ、と実感がわいてくる
そんな風に様々な人に質問されて答えているうちに、自分が徐々に医者になるという実感がわいてきます。身内の人に聴診器を当ててみたりしたくなります。隣の友達の脈をとってみたくなります。研修医で嫌というほど経験しますが、早い段階で「頼られるプレッシャー」を感じておくのも、成長につながるかもしれません。
自分の何かが分かる
私は当時、興味のないバイトも多く経験しました。理由は単純で「自分探し」でした。楽しい事、辛い事、好きなこと、嫌いなこと、そういったことは、家やネットで探していても見つかりにくいものだと思います。実際に勇気を出して動いてみて、初めて見えるものがあります。大学ではないところに、あなたの人生を豊かにするヒントがあるかもしれません。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。ちなみに私はアルバイトに大賛成です。私自身、アルバイトから多くのことを学びました。たくさんの出会いと、たくさんの楽しい経験をしてほしいなと思います。
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