〈医学部生へ〉 つまらない基礎医学の乗り切り方
こんにちは。「先生の資料、いまだに使われてますよ」と教えてもらった橋本です。え、もう作ってから10年以上経ってるはずなのに、嬉しいじゃないか(*´ω`*)
医学部入りたての方から、「資料ってそんなに大切なんですか?」というお問い合わせを頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
そもそも医学部の試験は膨大
医学部では毎年膨大な試験があります。しかも、ほとんど全てが必修科目です。また、実習もあります。それも、授業の数が少ないので、少しでも休んでしまえば即留年(ソクリュー)になることもあります。そして部活やサークルに入っていると、さらに時間がなくなります。
資料は試験の攻略本
ということで、まともに戦っていたら大変です。真っ向勝負では砕け散ってしまいます。その時に活躍するのが、今回のテーマである「資料」です。新しい概念、という人もいると思いますので、簡単にご説明します。
「これからクラスを5人ずつのグループ(資料班)に分けます。A班は生化学1、B班は生化学2、C班は分子生物学、、、、の資料を作ってください。試験の2週間前までに作成し、学年委員に提出してください。編集して公開します」と、こんな様子です。
まとまっているのが資料です。これだけやれば試験に受かるよ、というものです。つまり、試験の「攻略本」と考えてください。しかし、資料を入手するためには、いくつかの障壁があります。
資料がない場合がある
大変なことに、資料自体が存在しない場合があります。どういうことかというと、クラスの仲が悪くて、資料班自体が形成されない場合です。存在しないものは入手できません。
そういう場合には、先輩の学年の資料を入手する必要があります。
資料が手に入らない
資料を手に入れるためには、資料班に入るか、資料をくれる仲間がいなければなりません。資料を持っている人の数が多ければ多いほど平均点は上がるので、あまりボランティアのようには公開されないことがあります。
それでも進級するために
それでも進級するためにはどうしたらいいのでしょうか。ガチンコ勝負でいくのは、少し危険です。
そういう場合には、自分で時間をかけて、過去問を分析して、資料を作ってみるのが一番だと思います。資料は人の手で作られるものです。クオリティの差こそあれ、自分で作ったものであれば納得がいきます。
さらに、その資料を使って、他の人の資料と交換を狙いましょう。そうすると1つの科目の資料を作れば、他の科目の資料も手に入れることができます。
資料の作り方
簡単な流れとしては、次のようになります。
①いきなりですが過去問を解いてみましょう。有機化学の勉強と同じやり方です。初めは答えだけ丸暗記するのでも大丈夫です。
②自分で疑問に思ったことを調べて、周辺に記入してみましょう。素人考えで大丈夫です。その情報は、きっとほかの人も知りたい情報です。「調べたらこんな情報が出てくるのか、調べてくれていて助かる!」と言われるのが理想です。
③試験問題を予測してみましょう。どんな先生が作るのか、その先生の出題傾向はどんなものなのか、など、色々なことを考えて、予想問題を作成するといいと思います。
是非楽しくやってみてください。資料がないときほど燃えるようになれば、思考としては素晴らしいと思います。また作ってみて、「あの資料楽しかったよ」「次回もお願い!」と言われると、結構嬉しいものです。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。
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