2011年 新年コラム 「情報遮断力 ―不思議と道が見えてくる―」
新年あけましておめでとうございます。
さあ、2014年の開幕です。
昨年は「アベノミクス」への期待、「東京オリンピック開催決定」、「『富士山』世界文化遺産登録」、「『ゆるキャラ』のヒット」、「『半沢直樹』、『あまちゃん』のヒット」、「コンビニ本格コーヒーのヒット」、「東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝」、「地デジ放送開始」、また、ローカル話題としては「渋谷駅の地下化(東横線が副都心線と接続)」等があり、経済政策効果の実感があるかないか(また賛否)は別として、日経平均株価は前年比5896円13銭(57%)高の1万6291円31銭と大きく上昇し、41年ぶりの記録的上昇率となった年でした。
不動産業界にとっても、アベノミクスによる経済効果(期待感)で、マーケットは活発に動き、消費税のアップと相続税の改正の影響もあってか一般のファミリーマンションから都心の億ションまで売れ行きが好調でした。なかでも平均坪単価470万円台超で価格1億円超の住戸が中心の「パークコート千代田富士見ザ・タワー」が400戸超を早期に完売したのも前年までとの流れが変わったということを物語るトピックスでした。2013年は不動産マーケットが久しぶりに活発な動きを見せた1年でした。
皆さんは2013年を終えてみて、いかがでしたでしょうか?
秋のIOC総会・東京オリンピック招致決定シーンで、「トーキョー」と発表された時、感動した人も多いのではないかと思いますが、プレゼンテーションの場面などを見ていますと、そこには招致のための専門家による指導、綿密な計画、熟考の上の内容、プレゼン技術の徹底的な訓練などがあったことはもちろんですが、それよりまず、強い熱意、思いの力、「心のなかに積極的に成功イメージをどれだけ強く描き続けられたか」がかなり大切であったと思います。
原発問題などのマイナス面もあり、もって行き方によっては難しくなっていたかもしれません。しかし、仮に心に不安や恐怖などのマイナスな思いが沸き上がっても、実際にマイナスな情報が聞こえてきても、さらに強い積極的で明るいプラスの思いを持つことによって、困難を乗り越え、成功することが出来たのではないかと思います。
その他の、経済面や世界遺産の登録、番組や商品のヒット、スポーツの勝利などもそうだと思います。何にも考えずに「いきなり成功」が現れたのではなく、まず、「そうしよう!成功させよう!絶対成功しよう!成功するしかない!」と強い熱意で、明るく積極的な思いを出している人が必ずいます。
そして、その明るく積極的な思いは、襲ってくる否定的な感情、実際に現れる様々なマイナスな出来事と戦い、駆逐し、運命はこの思いによって、どんどん作り替えられ、淘汰されて、良い方向へと進んでいきます。そして、その積極的な思いに向けて努力することによって、その「思い」に、色々な人やものが引き寄せられて、より力が強くなって、大きな成功を勝ち取っていきます。
自らの心を変えれば、環境は変わり、人は変わり、未来は変わります。
思いは実現していきます。 良い思いも、たとえ悪い思いであったとしても。
だからこそ、心のなかに「積極的に良いイメージ」を描いて、積極的に「良い言葉」を発して、積極的に幸せになりましょう。
今年も、年の初めに「積極的なよき種」を心にしっかりとまき、育て、大きく咲かせましょう。
『どうぞ、今年も皆様にとって、素晴らしい一年となりますように。』
今年は、2月の「ソチオリンピック開催」、「東京都知事選挙」、4月の「消費税 8%への税率引き上げ」、6月の「ワールドカップ・ブラジル大会」をはじめ、「小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ」、「首都高速道路中央環状品川線の開通」、「築地市場から『豊洲新市場』に移転開場」の予定の他、まだ詳細は未定ですが「リニア中央新幹線の着工」「山手線・新駅(品川駅〜田町駅間)および周辺の再開発事業着工」等の予定などもあり、何かと話題が多そうな年です。
今年も、不動産を通じて、一人でも多くの方を幸せにすることが出来ますように、
たくさんの笑顔と出会えますよう、努力を惜しまず頑張っていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2014年 元旦
不動産コンサルタント 後藤 一仁