2011年 新年コラム 「情報遮断力 ―不思議と道が見えてくる―」
新年あけましておめでとうございます。
さあ、2012年の開幕です!
さて、皆様は2012年はどのような年にしたいですか?
「飛躍の年」にしたいですか?きっと、「よい年」にしたいことと思います。
そこで、「一年の計は元旦にあり」です。
もし、よい年にしたいのならば、一年のはじまりの日である今日ばかりは、環境に流されて一日を終えるのではなく、自分の心にしっかりと、「今年、自分は何をしたいのか。何を目指すのか。どのようになりたいのか」を考え、その種をまかなければなりません。
そして、「そのまいた種をいかに育てていくか」が、今年を有意義で「よい年」にするとても大切なことだと思います。
もちろん、種をまいておくだけではダメですが、種をまかなければ、花は咲きません。今年一年、進むべき方向、自分の考え・努力・行動の方向を決める種をまかなければ、花は咲かないのです。花はいきなり花としてこの世に現れるのではなく、まいた種から発芽し、すくすく育ち、やがてきれいな花を咲かせるのです。
ゆりの種はゆりの花を、ひまわりの種はひまわりの花を咲かせます。ゆりの種をまいて、ひまわりの花が咲くことはありません。ですので、一年のはじまりに心にまく種によって、この一年で咲く花が決まります。
住まいの引っ越しもそうです。「よし!住まいをかえよう」と、まず心に思うから、そうなるのであって、心に思わないのに気がついたら違う住まいに住んでいたということはありません。
どんなにパワーがある飛行機や船でも、目的地が決まらなければ、出発できません。
目的地が決まってなければ、ひとたび一年という航海がはじまると、波に浮かぶ木片のように、右から波がくれば、左に流され、左から荒波が来れば、簡単に右に流されてしまいます。もしかしたら、途中で大きな岩に叩きつけられて遭難してしまうかも知れません。
でも、しっかりと目的地を定め、それに向かって、計画的に、航路を決め、燃料補給しながら、安全に運航すれば、「力強くつき進み」目的地に着きます。
人の「想い」は実現する傾向があります。
「良い想い」も、「悪い想い」もです。
人は時々、知らず知らずの間に心に悪い種をまいてしまうこともあります。
仮に不本意であっても悪い種をまいてしまって、それを無意識でも育ててしまうと、悪い結果が生まれてしまうことがあります。そのことを他人に嘆いてみても、自分自身がそうしてしまっていることがあります。
しかし、悪い種をまくのをやめようと思えば、そうならずにすみます。
で、あるならば、「よい種」をまいて、それを大きく育てていきましょう。
どうか、年のはじめに「よき種」を心にしっかりとまき、今年は大きな「花」を咲かせましょう。
どうぞ、今年が皆様にとって素晴らしい一年になりますように。
今年も、不動産を通じ、一人でも多くの方を幸せにすることが出来ますように、
たくさんの笑顔と出会えますように、全力で頑張っていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2012年1月1日
不動産コンサルタント
株式会社フェスタコーポレーション 代表取締役
後 藤 一 仁