「私が東大行きたい理由」高校生英語プレゼンを、小学高学年の教材に☆

豊田朋子

豊田朋子

テーマ:今週の授業(Global youth)

小5の時「アンネの日記」で時事英語に目覚めた


 トランジッション・クラス(小学高学年、アドバンストクラス)の皆さんへ。
 こんにちは。
 今週も、雑誌AERAで当会の英語プレゼン大会の記事のトップに写真が掲載されている、篠川心音さん(高1年)の、“The reason why I would like to go to the university of Tokyo.”(私が東大に行きたい理由。)のプレゼンを視聴し、それに関して英語でのQAに臨みます。

 心音さんは、小2から当会でフォニックス学習を積み、英語4技能のリテラシーがしっかり入った後、皆さんが今在籍するトランジッション・クラスで、歴史や社会問題を英語で理解する重要さと興味深さ目覚めました。↓(小3の時の英語でグループ発表している時の心音さん。)



 心音さんが初めてトランジッション・クラスに入った時、BBC制作の「アンネの日記」についての英語でのドキュメンタリー番組を視聴しました。
 
 ナチから逃れ、自身の家族と他のユダヤ人家族らと共に地下室で潜伏生活をしていたアンネの日記には、そんな不自由な生活の中にも、思春期らしい初恋の想いや、親への反抗心なども綴られていたことを番組は語ります。
 そして、その日記が終わった日は、まさに、ゲシュタポ(ナチの秘密警察)に隠れ家が見つかり、アンネ一家が収容所に連れていかれた日を意味していました。

 その番組からは、戦時中の過酷な日々を生きた少女の想いが、英語ながら心音さんの胸にリアルに響いたのだと思います。

(※しかし、フォニックスが入っていなければ、この段階で英語ドキュメンタリーを聞き取れなかったことは極めて重要です。)  

 その時、当時小5だった心音さんの「先生!衝撃を受けました!こんなことが、あって良いんでしょうか。」と言った時の彼女の表情を今でも覚えています。
 
 あれから英語に本格的にスイッチが入り、もともと快活な少女でしたが、より社会に広く関心を持ち、内に秘めていた正義感が開花していったように思います。
 小・中学で毎回、生徒会の役員に立候補し、小学時代からのバレーボールでもいつもリーダーを張っていました。 
 中学時代、勉強についていけないクラスメイトたちを、自主的にサポートしていたのには、本当に感心しました。
 
 区立中3の時、高校受験のため1年ほど休会、名門都立西高に見事合格し、当会へ復帰。
今や、Global youth(当会中高クラス)のリーダー的存在です。
 皆さんも、常に高見を目指している、大先輩、心音さんの背中を追って欲しいなぁ、と思います。

東大進学希望するのは、ただの上昇志向じゃない、社会的理由も


 先週は、前半、心音さんが東大に行きたい個人的な理由(personal reason)について、グループで英語でシェアし、下記まとめをしましたね。


She would like to do her best by having the high goal.

今週は、東大に行きたいのには、個人的なだけでなく社会的な理由があると心音さんは述べています。
それは何かということについて、英語で紐解いていきたいと思います。

She doesn’t have only personal reasons but also social reasons to go to
the university Tokyo. 
 
Let's share what are they?

 その後、今度こそ、プレゼンブック作りに本格的に取り組みます。
お待ちしております。

Global kids英語会代表
豊田朋子

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豊田朋子
専門家

豊田朋子(英語講師)

株式会社ダイバース・キッズ / Global kids英語会

文字と音の法則で学ぶ「フォニックス教授法」をベースに、日本の子どもに欠けがちな発信力をはぐくむプログラムを実施。本格的な英語プレゼン大会で成果を発表。専門訓練を受けたプロ講師たちが熱意を持って指導する

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