SDGsは大衆のアヘンか?いや!理念なき日本教育界の福音です。
僕は、太陽が大きいと伝えたい!【体験価値】と英語プレゼン大会
12月に4回にわたる、年長から小、中、高、そして大学生、社会人まで(※最終回、日本マクドナルド社のSDGs部門の方がゲスト出演くださいます。)の登壇者リストが決定し、各クラスプレゼンに向けダッシュを切り始めました。
さて、豊田が担当するクラスのA君(小4)は、“I want to tell how big the sun is!”「太陽がいかに大きいか伝えたい!」というテーマに情熱を注いでいます。
小4以上のクラスでは、各自がなぜそのテーマを選んだか、ワークショップでシェアします。
A君の理由は下記の体験でした。
「僕は、幼稚園の頃、太陽と地球は同じぐらいの大きさだと思い込んでいた。
でも、小学生になり、図書館の図鑑で、太陽と地球のイラストをたまたま見て、太陽が地球よりとてつもなく大きいのを知って、ひっくり返るほどびっくりした。」
以来、A君は、太陽を見るたびに、何とも言えない不思議な気持ちになるのだと言います。
“Ah-Ha”(なるほど~)という空気がクラスに流れました。
タイトル決めから、A君がやたら「太陽、太陽」と訴えていた気持ちを、皆、初めて理解したのです。
「太陽が大きいなんて、そんなの当たり前じゃないか。」と思っていました。
でも、それを初めて知ったA君の小さな胸の内に起きた衝撃を知った時、
改めて太陽の巨大さ、
そして、宇宙の無限の広大さ、
その太陽の元で、日々なんのかんのと言って生きている、
人の存在のちっぽけな、どうしようもない儚さ(はかなさ)、
でも、だからこその尊さ、その奇跡。
そんな感慨を一瞬、想起させたのです。
戦時中のナチの収容所から生還したユダヤ人哲学者、ヴィクトール・フランクルは、その過酷な体験を元に、世界的ベストセラー「夜と霧」や「どんな時も人生にYESと言う」などの著書で、戦後の人々に「生きる価値」を説きました。
その中に「体験価値」と呼ばれるものがあります。
「体験価値」は、一瞬ではあるけれど、家族や友人との絆だけでなく、美しい自然や芸術などへの喜びと感動をも指します。
「人生はそのたった一瞬の感動だけでも、生きる価値がある。」とフランクルは述べています。
当会のプレゼン大会は、そんな「体験価値」の表明であり、
世界が新鮮な驚き、“wonder”に溢れていることに気づかせてくれます。
プレゼン時間は、特に小さい生徒さんたちは、わずか1~2分です。
(年長さんや小1さんは、舞台に立つこと自体に意義ありと思ってください。)
まさに一瞬ですが、プレゼン自体がそれぞれの「体験価値」となりますよう、
フランクルが説いたように、どんな人生でも、
どんな時でも「生きる価値」があることを共有できるような場となるよう、
当日までベストを尽します。
どうかご協力のほど、お願い申し上げます。
Global kids英語会代表
(株)ダイバース・キッズ代表取締役
豊田朋子
Global kids英語会
http://globalkids-eigokai.com/
Global youth 英語会
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朝日新聞系広告web豊田コラム
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