英語プレゼン大会に向け、オバマ前大統領のスピーチでボイトレ。
シマエナガは夏と冬では違う生き物みたいだ!
今週の課題は、プレゼンでは重要な手法である【コントラスト contrast】、日本語で「対比」についてです。
影があるからこそ光があるように、光(プレゼン課題)を際立たせたければ、それとは対照的な、影(異なる事例)を敢えて挙げる手法です。
例えばですが、Hさん(小4)のプレゼンは、欧米のハロウィーンと日本のハロウィーンの違いについてなので、内容自体が文化比較なので、コントラスト手法を活用し安いといえます。
Sさん(小6)の、【シマエナガ】という最近人気の鳥についての課題もそうです。
夏と冬ではシマエナガの姿がまるで違う生き物のように異なり、ゆえにS家ではシマエナガが生息する北海道旅行の計画を夏から冬へ変更までした(冬の方が圧倒的にかわいい!)という点がユニークなポイントであり、これもコントラストを前面に出しやすい内容です。
では、一見コントラストが見えにくい課題、Mさん(小6)の競走馬の引退後の生活のケア(About the well-being in horses)はどうでしょう。
実は、動物に対してそのような考え、(欧州発の「動物の権利」という概念)が生まれたのは、ごく最近のことであり、そうした考えが全くなかった「過去」と、動物にもより良く生きる権利(The right for well-being)があるという考えが少しずつ広がりつつある「現在」との、深いコントラストが内在していると思います。
どんなプレゼンにも、あなたの課題を輝かせる「コントラスト」があるはずです。
コントラストを挙げ、できれば二つ以上の違いを具体的に書いてきましょう。
まず、the differences between A and Bを最初に書くこと。
また、対象事例を挙げる時、however(しかしながら)やOn the other hand(一方では)という接続詞を入れると効果的です。
そこから導かれる結論を、As a result(結果として)、やTherefore(したがって)で締めくくると、結論がピシッとします。
下記例文、参照にしてください。
これは、実際私が今主張したい内容を、コントラス手法を駆使して簡単に表現した内容です。
There are important differences between a Harris presidency and a Trump presidency.
(ハリス氏が大統領になった場合と、トランプ氏が大統領になった場合、重要な違いが生じる。)
First, Harris would protect women's reproductive rights and freedom. On the other hand, Trump would restrict it very much.
(第一に、ハリス氏は、女性の生殖の権利と自由を守るであろう。一方、トランプ氏はその権利を大幅に制限するだろう。)
Second, Harris would promote pro-immigration policy. However, Trump would promote anti-immigration one.
(第二に、ハリス氏は、移民を受け入れる政策を取るであろうが、トランプ氏は、移民を制限する政策を取るであろう。)
As a result, I believe the most important difference is that Harris as president would preserve the diversity of American society.
Therefore, I support Harris.
(結果として、ハリス氏は、アメリカ社会の多様性を担保するだろう。したがって、私はハリス氏を支持するのである。)
DeepleやGoogle翻訳など、翻訳アプリの活用も推奨します。
どんな明暗、コントラストが出て来るのか、楽しみにしています!
トランジッション・クラス担当
豊田朋子