全国でも稀。13年目となる本格的英語プレゼン大会
帰納法的発想を身に着けて、人気者になろう!
先週、ざっくりと各自のプレゼン課題をシェアしましたが、今年から中高メンバーは別開催となるため、トランジッション・クラスのメンバーが、年長から小学低学年のモデルとなると発表したからか、各自大変興味深い課題が挙がってきています。
今週の宿題は、その課題を述べたい理由を、2つ挙げてくることです。
注意すべき点は、その2つの理由を、極力シンプルにすることです。
課題に関しては、様々、個人的な体験、想い、エピソードがあると思います。
それらは、今後、シンキング・マップ作成を通して十分に引き出し、原稿に反映し、膨らませていきます。
今回は、そうした具体的事例から、一般化、抽象化して、「一体なぜ自分はこれについて語りたいのだろう?」という理由を2点に集約していただきたいのです。
これを、難しく言うと、帰納法(induction)と言います。
個別の事象から普遍的な法則を見出す考え方で、元々哲学から生まれた思考法ですが、今やビジネスや日常の会話の中で自然と取り入れられていています。
帰納法の利点を豊田なりに二点だけ挙げると、1)大局的で客観的見方ができるようになる、2)話が知的でわかりやすくなるので人気者になれる、ことです。
とにかくお得なので、プレゼンを通して、この思考法を身につけましょう!
国際社会共通の文章フォーマット
さて、下記、例文です。この例文のフォーマットは、英検ライティング試験に基づいているので、英検対策にもなりますが、実は、国際社会共通の文章構造であり、例えば、将来留学してレポートを書く際などもこの構造となります。
1)タイトル(まず結論を先に述べる。)
I would like to talk about the U.S. Presidential Election .
(私は、アメリカ大統領選について語りたいと思います。)
There are two reasons.
(理由は二つあります。)
2)ボディー(結論を裏付ける理由ないし証拠を2つ列挙。)
First, because the United States, where I spent my youth, is my second home and I am deeply interested in its politics.
(第一に、私が青春時代を過ごしたアメリカは、第二の故郷で、その政治に深く関心があるからです。)
Second, because the political direction of the United States, a major power, affects not only the United States but the entire world.
(第二に、大国のアメリカの政治の方向性は、アメリカだけでなく、世界全体に影響を及ぼすからです。)
3)コンクルージョン(結論を第一段落とは別の表現で結ぶ。)
That’s why I want to talk about the U.S. presidential election.
(このような理由で、私はアメリカ大統領選について話したいのです。)
豊田は実際、最近アメリカ大統領選の動きを日々逃さず追い、そればかり考えているので、理由を二つだけ挙げるのは本当に難しかったのですが、敢えて挙げれば以上となりました。
次回、皆さんの課題へのこだわり2点をシェアするのを楽しみにしています。
Global kids英語会代表(トランジッション・クラス担当)
豊田朋子