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河本扶美子

50歳以上の起業・独立支援を行うブランディングアドバイザー

河本扶美子(かわもとふみこ) / 経営コンサルタント

株式会社ファーストブランド

コラム

50代からの独立で成功するために欠かせない〇〇

2017年5月8日 公開 / 2023年11月29日更新

テーマ:パーソナルブランディング

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: パーソナルブランディング働き方改革会社設立 相談

50代からの独立で成功するために最初に取り組まなければならないこと


人生100年時代と言われている昨今。今まで培った経験やスキルを活かして独立する
50代以上の独立・定年後創業は、コロナ渦をきっかけに急速に増加しています。
しかしながら、多くの人が思ったようにいかずに前に進めず立ち止まってしまって
いるのが現状です。
それはなぜか?
それは成功するために必要な大事な取り組みを後回しにしてしまっているからです。
後回しにしてしまっていること、それは自分自身のブランディングです。

ブランディングが必要であるということは、わかっていても、具体的に何を行って
良いのか?いつからスタートすれば良いのか?どんな効果があるのか?が明確で
ないために、往々にして
「ビジネスが安定してきたらブランディングを考えよう」
と考えられがちですが、このように考えてしまうと、まずお客様を作ることは出来ません。
そしてお客様を作ることが出来なければ、当然安定したビジネスも作ることは出来ません。
ブランディングは、ビジネスが安定していないからこそ、取り組まなければならない
一番最初に行わなければならないテーマなのです。
それはなぜか?シンプルにいうと
あなたでなければならない理由がなければ、誰もお客様にはなってくれず、
そして、お客様があなたのファンになってくれなければ、常に新しいお客様を膨大な労力を
使って探し続けなければばならずに安定した事業を作ることが出来ないからです。

自分の棚卸を行い、自分自身の本当のつよみを明確にして「あなたでなければできない仕事」
をデジタルを通じて世の中にしっかりと知ってもらうことができれば、そのつよみを求める
人々(潜在顧客)が少しずつあなたの元にやってきます。そしてそのお客様と真摯に向き合い
お客様の課題をあなたの経験やつよみで解決し続けることが出来れば、そのお客様はあなた
のファンになってくれます。そして、そのようなお客様を一人ずつ増やしていくのです。
これが事業を成功に導く「パーソナルブランディング」です。

パーソナルブランドそしてパーソナルブランディングとは?

まず皆さんにお伝えしたいこと、それは私たちが定義しているパーソナルブランド
そしてパーソナルブランディングの定義です。
私たちはパーソナルブランディングを「あなたのつよみを求めるファンづくり」
と定義しています。

ビジネスにおけるパーソナルブランドとは、あなたでなければならない、
お金を払っても時間を使ってもあなたに相談したいと相手が思うあなた自身のつよみの
ことを言います。
そしてそのパーソナルブランド(つよみ)をインターネットで分かりやすく発信し、
その強みを求めている人に届け、あなたでなければならないというファンを作って
いくことをパーソナルブランディングといいます。

このパーソナルブランド(つよみ)がわかりやすく、明確であればあるほど、情報発信
も明確になり、あなたのつよみを求めている人を惹きつけやすくなります。
さらに良いことに、パーソナルブランドを活かせる仕事の場合、あなたにとっても
「得意で楽しい仕事」「苦痛なくできる仕事」である場合が当然多くなるわけですから、
本来やりたい仕事に専念するだけで、お客様からは喜ばれ、必要とされ、あなたのファン
になってくれる。これが【パーソナルブランディング】のメリットなのです。

一方、パーソナルブランディングを行っていないと、お客様はあなたに頼む明確な理由を
見つけることが出来ない為、あなたが指名される確度は低くなります。
また、パーソナルブランディングに必要な棚卸を行っていないと、自分自身のつよみを
明確に把握出来ずに、得意でない領域まで活動領域を広げてしまい、結果頼まれた仕事が
あなた自身のつよみを活かしきれないことが多くなり、依頼されても質の高い仕事には至らず、相手の不満に繋がり、値引き交渉が入ったり、悪い評判が経ち不利な状況に陥ってしまいます。【なんでもできる】は【つよみがない仕事も引き受ける】ということです。
そしてつよみがない仕事を引き受け続けることで、自分の価値を下げ、お客様が離れてしまう
状態を自ら作ってしまうのです。
まだまだ体力のある20代、30代の起業であれば、これも一つの貴重な経験となりますが、
既に経験を積んできた50代からの独立の場合は、この過程は体力や気力を消耗してしまう
だけなので、出来るだけ避けることが重要なのです。

特別な人だけのものではない

ここまでのお話で、パーソナルブランディングを行うこと、あなたの本当のつよみを
お客様に知ってもらい、あなたのつよみを求めるお客様に真摯に対応することで、
あなたのファンになってもらうことが重要であることはわかっていただけたのでは
ないかと思います。しかし、こんな声が聞こえてきそうです。

「パーソナルブランディングなんて、特別な才能がある人にしかできないんでしょ」
「自分のやりたい仕事だけなんて、そんなうまい話があるわけがない」
「今まで、一つの会社で特別な仕事をしてきたわけじゃないから、自分だけのつよみ
なんてない。だからブランディングも自分とは関係ない」

もちろん!スキルも実績もない最初のうちから自分の望む仕事だけに集中できないのは
事実です。しかし!50代以上で様々な経験を積み上げてきたあなたは、必ずあなたが
選ばれる経験とスキルを持ち合わせているのです。あなたはそれに気が付いていないだけ
なのです。
そして、気が付いていないから、あなたのパーソナルブランド(つよみ)を発信できずに
あなたを求めている人たちがあなたを見つけることが出来ていないだけなのです。

パーソナルブランディングは特殊な才能が必要なものではありません。
①あなたのパーソナルブランド(つよみ)を棚卸することで見つけ、
②そのパーソナルブランド(つよみ)を求めているお客様が誰かを知り、
③その人たちに向けて情報を見つけてもらうまで根気よく発信し続けていく
だけなのです。

往々にして人は他人の得意なことや苦手なことは客観的に分かっても、自分の得意なこと苦手なことは意外と気づいていないものです。
繰り返しになりますが、この気づいていない「あなたの得意分野」を明確にして、その得意なこと、つよみを出来るだけ多くの人にリアルやインターネットを通じて発信し、見つけてもらったら、あなたのつよみを求めてきた人に対し真摯に対応してファンになってもらう。これがパーソナルブランディングなのです。ですから、特殊な才能を持っている人だけの特権ではない!ということです。

これから、このコラムで【パーソナルブランディング】について少しずつお話していきますので、特に50代以上の独立を考えている皆さま、是非ブランディングに興味を持って、
最初の準備として、すこしずつ実践してもらえたら嬉しいです。

この記事を書いたプロ

河本扶美子

50歳以上の起業・独立支援を行うブランディングアドバイザー

河本扶美子(株式会社ファーストブランド)

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