◇もしもの時、重要書類は?エンディングノート活用術
フェリシアラボ/エグゼカレッジの高橋和子です。
空き家問題が、社会問題化していますが、
総務省の住宅・土地統計調査にて、全国の空き家は2013年時点で820万戸、
空き家率は13.5%と過去最高を更新しました。
さらに2018年には空き家が1079万戸を予想。
今後も爆発的な増加となる見込みです。
3割の人が実家は「空き家」になると!
空き家関連で、大変興味深い調査があります。
「実家に対する思い」についての調査で、
自分の実家は約3割の人が「空き家」になると思っているのです!
http://www.athome.co.jp/vox/report/all/53052/
(アットホーム調べ)
調査では、
将来実家が空き家になる可能性について「ある」と答えたのは29.1%。
理由は、「誰も住む予定がないから」が61.1%。
「自分も兄弟・姉妹も家を持っているから」(32.8%)
人口減少により、一人っ子もしくは、子どものいない世帯が増え
持ち家だったり、住む環境が違ったりと、
住む家が余っているという事実が見えてきます。
空き家が抱える問題
空き家が抱える問題は、景観・衛生・防犯など多岐に渡ります。
実際に、私も夫も両親が他界して、双方の実家の相続と言う問題を経験しました
双方の兄弟とも全員が持ち家のため実家に住むことができませんでした。
私は、賃貸として活用しましたが、夫の実家は
「親の思い出があるので処分したくない」と言う兄弟の言葉で3年間「空き家」でした。
ご近所からの実家が、ゴミ捨て場化しているとの苦情で売却した経緯があります。
ともかく、空き家は、賃貸できたり、売却できれば良いほうだと思いました
実家がいつでも癒してくれる安心の場所だったのは過去の話。
実家が空き家問題に直面する時が、すぐそこまでしのびよっているのです!!
自分の実家が空き家にならなくても、近所に空き家があって、それがゴミ屋敷化したら、
もう、他人事では済まされない状態ですよね。
空き家問題対策を片づけの専門家の視点として、私自身の体験も踏まえて、
これから書いてまいりますね。