◆実家の母が片づけできません!片づけカウンセリング1
過去2回のカウンセリングを経て、いよいよ家族で、
ゴミ屋敷化した実家の片づけに取り組むAさん。
Aさんからは、どこをやるのか?手順は?など、不安や
片づかないのでは?といった心配まで、ご相談を
受けました。
まず、家族が使うリビングを最初に片づける場所と決め、
リビングのメドが付いたらキッチンの食材片づけをすることに。
今回は昼食を挟んで、3~4時間の片づけと決めました。
実際は、細かく計画書を作りました。
Aさんの実家のリビングは8畳。真ん中に大きなテーブルがあり
イスが6脚。テーブルの上は、モノの山。僅か3名分の食べる
スペースが空いているだけです。
イスの上もモノや洋服が積み重ねられ、テーブルの足元にも
なにやら中身が分からない袋に入ったモノが何個も置いてありました。
テーブルの上のモノを書類・母の物・兄の物・妹の物に紙袋に
分けて入れていきました。
書類はお母さんに仕分けてもらい、それ以外の仕分けは、それぞれが
時間のある時にやることに。取りあえず袋を活用しました。
テーブルの上はメガネなど、必要最小限のモノだけになり、
テーブルの面が見えてきました。雑巾で拭くとまっ黒な汚れが付き、
こんなにも汚れていたのかと一同ビックリしたそうです。
イスの上の洋服はそれぞれのクローゼットに返し、書類はお母さんに
仕分けてもらいました。
残すは、テーブルの下の袋です。出してみると全部で大小8袋。
中身を確認すると、お菓子や食材がはいっているものが3袋。
残りは書類等でした。書類の入った5袋は、1階にある納戸の片隅に、
半年後の日付を書いて一時保管しました。
半年間一度も観ることがなければその時は捨てようとみんなで約束しました。
食材は袋から全部出し日付チェック。残念ながら全て2年以上前のモノでした。
こうしてテーブルの下も数年ぶりにきれいになったので、
掃除機をかけ拭き掃除して、リビング片づけは完成しました。
所要時間は、約2時間。全員で力を合わせて片づけました。
きれいになったリビングで、お昼を食べ、5年ぶりくらいに
家族一緒の食事だったそうです。これで、孤食の問題も解決しそうです。
お母さんは、きれいになったリビングを見てとても喜んでくれて、
他の兄弟も自分たちでここまで出来たとの達成感で、みんな笑顔に。
片づけのパワーを感じたと語ってくれました。
片づけ出来ない母親で悩んでいたAさんが、兄弟を巻き込んで
全員で片づけできたことが素晴らしく、こんな喜びの声を聴く時、
片づけカウンセリングをして良かったと実感できます。
多くの方が片づけ上手になれるように、的確なカウンセリングを
してまいります。
片づけ上手塾エグゼカレッジ表参道校代表理事/
フェリシア ラボ代表
高橋和子
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