将来実家は「空き家」になる!
大人片づけインストラクターの高橋和子です。
躓きながらも親の家の片づけに取り組んだ、体験記
病身の親であっても、まだまだ、大丈夫と思ってしまうのが、
子どもの楽観的思い込みなのかもしれません。
その思い込みには、根拠がないことを知ることになるのですが…
いつもと変わりなく生活がスタートするハズだった、朝。
週2回入っているヘルパーさんより、父の家に来たが
父からの応答がないとの連絡が入りました。
取るものもとりあえず、実家に駆け付け、私が見たのは
全て施錠された家の中で、1ヶ所開いた窓から、父の足だけが
のぞいている光景でした。
呼べど叫べど、応答がないので「たぶん亡くなっている!」
との判断の下、110番に電話しました。
知らないコトとは言え、これはNG!
どんな状態でも、最初に救急に連絡するそうです。
内鍵がかかっているので、スペアキーでは開かないことを
告げたので、救急車と共に、消防車もきました。
家の周りに赤色灯を回している救急車と消防車!
大変なことになっていたのを知ったのは、だいぶ後のことです
実家の内鍵は、救急隊員3人でドアを持ち上げたら簡単にはずれ
家の中では、父が意識不明の状態でベッドに横たわっていました
亡くなっていなかったことに、少しだけ安堵。
前日の定時電話では、あんなに元気だったのに!
夜中に何らかの発作が起こったようでした。
残念な重要書類探し
救急搬送の2日後、父は旅立って逝きました。父の顔は、母のもとに
旅立つ安堵感なのか、穏やかで満ち足りた表情でした。
突然のお別れでしたが、父の穏やかな顔が、私を救ってくれました。
父の遺体を実家に連れて帰り、その晩は、弟と二人で
供養をしました。兄弟二人だけで合うことなど無かったので、
両親の思い出を語り合い、両親を偲びました。
そんなしめやかな雰囲気を台無しする行為を私たち姉弟は
取らねばなりませんでした。それは、葬儀後、空き家になる実家に
重要書類(証券・証書・通帳・印鑑・貴重品など)を残して
置けないため、重要書類探しをしなければならなかたのです。
親が病身なんだから、もしもの時に備えて、重要書類のある場所位
聞いておけばよかったのに。と悔やまれますが、
親に切り出すのも難しく、心配性の父は、置き場所を知らせることを
イヤがっていたのです。
父が亡くなった翌日から、弟と2人で重要書類探しが始まりました。
時間は、あと2日しかないのです。
実家は3階建てなので、お互いに携帯電話を持ち、私は1階から、
弟は3階から探索を始めました。
親の死をいたみたいのに、この状況は非常に悲しく
この思いを経験したことが「大人片づけ」を考えるきっかけになりました。
実際に、重要書類はほぼ探し出せましたが、結局、保険証券だけは、
見つけ出せませんでした。
親がなくなってから、遺族が取らなくてはいけない手続きは、
相続手続きも含め90ほどもあります。
悲しみにくれながらも、事務手続きがたくさんあることが
一層つらさを増します。
さらに、つらさを倍増させるのが、遺された親の家片づけです。
やっと重要書類を探し出せた、安堵もつかの間、親の人生を
たたむ、親の人生を総仕上げする大きな作業が残されていることを
それがどんなに大変な事なのかを身をもって知ることになります。
遺された親の家片づけは次回紹介します
著者:高橋和子
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