◇もしもの時、重要書類は?エンディングノート活用術
大人片づけプロモーターの高橋和子です。
大人片づけの前段階として、難問山積の実家の片づけを
報告したいと思います
難問!実家の片づけ
私の母は、60代後半で、肺がんを発病し、5年間の
闘病生活を送りました。母を看病する私たちも
病と闘う共同体で、言葉では言い尽くせない壮絶な毎日の連続でした。
私は、母の看病のために、毎日通い始めて、実家にモノが
溢れていることに気付きました
スーパーの袋に入った、中身が何だかわからないモノや箱が、
廊下や床に、たくさん置いてあり、使い勝手も悪く、
防災的にも問題がありました。
しかし、母は娘の私でも母の領分に入る事を嫌がり、モノの処分など
至難の業と言った感じでした。
ここに、親世代の片づけの難しさがあり、本人が自発的に行わないと
誰も手が出せない領域である事を現わしています。
しかし、母の様に病気になったり、親自身の高齢化が進めば、
自発的に片付ける事など、まったく出来なくなってしまう状況も
親世代の片づけを困難にさせています。
親世代の大人片づけ 序章
母は亡くなる1年前から体調が悪くなり、寝ている事が多く
家事全般を私がやることになりました
私自身が、使い勝手をよくするために、溢れているモノの
整理に着手しました。
私の実家は、鉄筋3階建で、間取りは1FにLDK・キッチン・洗面所・
風呂等の水周り・6畳1室。
2Fに6畳3室。ミニキッチン。洗面所。
3Fに6畳2室。ミニキッチンの6LDK。
私たち姉弟も独立して、実家には父母だけで住んでいました。
母は体力が衰え、階段の昇降が困難になり、父母ともに1Fで
寝起きをしていました。2Fも3Fも誰も使わない状態です。
夫婦が高齢化すると、身体的状態から、生活の主体は1Fに限られます。
1階も片づいていないうえに、2階が物置部屋と化している
高齢世帯が増えていると考えられます
大人片づけでは、その人のライフステージに合わせた、片づけスキルで
たんにモノの整理だけではなく、身体的状態を考慮して、生活の質を
維持するためには、どうするかを考える思考を志向する片づけです。
次回は、親の家のキッチン片づけを報告します
生活コラムニスト:高橋和子
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