ストレスゼロ!「娘から見た老年前整理」Vol.1
ストレスゼロ!「娘から見た老年前整理」Vol.3
こんにちは。
きれい収納コンサルタントの高橋和子です。
昨日から久しぶりの雨降りです。このまま
降り続きそうなので、足元にお気を付けください。
さて、病床に伏す母に代わって、実家の整理収納を始めた
私ですが、始める前に母には、前回も書いたように
「茶羽ゴキブリ」の駆除と消毒をしたいのでと了解を得ていました。
しかし、隣の部屋で寝ていた母は、
私がモノを全部捨ててしまうと思ったのか
心配で起きてきました。
そして「それ全部すてちゃうの?」と寂しげに言ったのです
良かれと思って、片付けをしていた私はハッとしました
病人に寂しい思いをさせて、きれいな食器棚にしても
意味がないと思ったのです。
私は、母の思いに寄り添い「捨てないよ。バザーに出したり
ほしい人に上げようと思うのだけどいいかな?」
と返事をしました
少しだけ安心した母は「誰かのお役に立てるのなら、嬉しいね」と
笑顔になったのです。母には母の価値観があり、その価値観を
大切にしながら片づけていくことにしました。
親に長年培った価値観を変えてもらうことはとても難しいことです
しかし、それでは暮らしにくいままです。
ここに、親に老年前整理を勧める難しさがあります
では、どのようにしたら親の気持ちに添う片付けが
出来るのでしょうか?
答えは一つではないと思います。
でも、親のことを真剣に思う子どもの思いは必ず届きます。
「こんなにゴチャゴチャでどうするのよ!」とか
「死んじゃったら、これ全部ゴミになるんだよ!」とか
強い言葉ではなく、優しい笑顔で何が何処にあるのか
分からない不便さを語っていく事が大切だと思います
そんな訳で、実家の食器棚の整理収納は
ペースダウンしましたが
母に了解を得ながら、進めていきました。
ともかく、お菓子のカップやスプーン・割り箸・ストロー・
紙コップ・プラスチック容器などが大量に出てきました
人に差しあげたり、バザーに出した以外にも、処分した
食器類はゴミ袋6個になりました。
きれいに整った食器棚を前に
このスッキリ感がたまらないと思いました
私が整理収納の仕事についた原点は、もしかしたら、
ここにあったのかも知れませんね。
次回は、後で大変な事になる実家の押し入れの片づけです
子どもを伸ばすお片付け・整理収納の基本
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