◆なぜ相続では不利なのに、あえて「おひとり様」を選択することになるのか?◆～おひとりさま女性～

2014年10月30日

テーマ：おひとりさま女性

コラムカテゴリ：法律関連

コラムキーワード：相続手続き

こんにちは。
司法書士　行政書士　山口里美です。

女性に限られたことではありませんが、
「おひとり様」は、今や様々な場面でのキーワードとなります。
昨日のコラムもたくさんの反響を頂きました。

永い間キャリアを積み重ねてきた女性にとって、
「結婚して姓が変わる」のは、実は大問題です。
特に女性管理職や経営者で、登記事項証明書に名前が記載される立場の場合、
入籍して姓が変わった途端に登記上の「氏」を変更する必要があります。
更に、銀行の通帳、免許証、各官庁の届け出等々。。。

その際、自分の全くプライベートな事情をさらけ出してひとつひとつ説明することは
本当に気の遠くなる作業なのです。
そんなことを取引先にお伝えしても、メリットよりもデメリットが上。

国は、「女性の管理職の登用！１０％から３０％へ！」と叫んでくださいますが、
まずはこのような問題も山積しています。

ということで、事実婚カップルも増えて行くわけですが、
特に相続において、法的には守られていないというジレンマと戦わざるをえません。

だからこそ、元気なうちにお互いに「遺言」も残すほうが
パートナーを守ることになります。
更に、先日から御伝えしている「民事信託」を活用し、
「お互いに信託」しておく方法も選択肢の一つとなります。

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