採用サイトに費用をかけても応募が来ない会社の共通点
私は前職で、大手IT企業にて約20年間の法人営業に従事してきました。メガバンクとの折衝や事業設計、シンガポール赴任での多国籍チームのマネジメントを経験し、退職時には計32の資格を取得しています。この経歴は、映像制作という一見すると無関係な領域に、実は決定的な価値をもたらしていると感じています。
法人営業の現場では、お客様自身が「何が本当の課題なのか」を言語化できていないケースが少なくありません。表面的なご要望の裏にある真の目的を引き出し、それを実現する仕組みに翻訳する。この一連の流れが、映像制作の企画設計とほぼ同じ構造をしているのです。
ご相談を受けたとき、私が最初にお聞きするのは「どんな映像を作りたいか」ではありません。「その映像で、誰に、何を達成したいのか」です。機材の低価格化やAIの進展により、映像制作は身近になりました。しかし「思ったような反響が得られない」というお悩みが減らないのは、撮影や編集の前段階、つまり企画設計のフェーズで整理が不十分なまま制作が進んでしまうからです。
私は映像を「目的」ではなく「手段」と捉えています。お客様の課題を構造的に整理し、届けたい内容と相手を明確にしてから、はじめて手法を選ぶ。地味で時間のかかる工程ですが、ここに腰を据えることで、最終的な納品物の価値が大きく変わると考えています。
採用やマーケティング、ブランディング、会社紹介など、目的が異なれば撮るべき場面も語るべき言葉も変わります。20年の営業経験を映像企画に持ち込めることが、私の最大の専門性であり、お客様にお届けできる独自の価値だと考えています。


